朝日杯FS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−4−2]で4連対。前走重賞勝ち馬は[1−2−1−1]だが、前走2着馬は[0−0−2−1]で3着止まり。人気に関係なく前走東スポ杯2歳S勝ち馬は[2−0−0−1]でフサイチリシャールとローズキングダムが制している。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。最近4年は5番人気以内で決着している。最近5年の馬連は82倍、19倍、5倍、49倍、15倍で中穴決着が多い。本命を押さえながら中穴を狙う馬券作戦が有効。穴で7〜10番人気に注意。

連対馬20頭のうち17頭が前走3着以内。前走勝ち馬が7勝2着5回。勝った勢いで連勝する馬が多い。前走6着以下は[0−1−0−15]で2着が1回あるのみ。前走東スポ杯2歳Sは[4−1−2−15]、京王杯2歳Sは[3−4−2−24]。前走重賞で3着以内に入った馬を重視したい。過去10年で7枠は[0−0−0−20]、8枠は[0−1−1−17]で不振。唯一連対したのは4戦4勝で1番人気に支持されたメイショウボーラー。中山芝1600mの外枠はコースロスが大きく不利。7、8枠に入った馬は割り引きが必要。ただし馬場&展開次第で不利が緩和されることもある。

コディーノはデビューから芝1800mで3連勝。札幌2歳Sは好位の内からメンバー2位の34.6秒で抜け出して外から伸びたラウンドワールドを完封。東スポ杯2歳Sは好位の内からメンバー3位の34.0秒で抜け出して2着レッドレイヴンに0.3秒差をつけた。勝ちタイム1分46秒0は2歳コースレコード。直線で前が壁になったが、横山典騎手が慌てずに捌くとガツンと伸びて一気に抜け出した。横山典騎手はコディーノの走りを瞬間移動と表現している。札幌2歳Sと東スポ杯2歳Sのレーティングは過去8年で最高レベル。シンコウラブリイの一族からG1を狙える馬が現れた。

初の芝1600m、中山コースが課題になるが、前2走は好位から抜け出す正攻法のレースができている。血統、体型的にもマイルは問題ないのではないか。トリッキーな中山でごちゃついたり、不利な外枠に入って外々を回される可能性はあるが、それでも能力で克服して何らおかしくない。相馬眼的に走る馬独特のバネと持続力を備えている。断然人気馬で横山典騎手が最後方からポツンと進んだら競馬ファンはドン引きするが、逆にコディーノに凄さが証明される可能性がある。賞金的に来年のクラシックに出走できるが、陣営が敢えて芝1600mの朝日杯FSに使ってきた真意は何か。

エーシントップはデビューから芝1400mで3戦3勝。京王杯2歳Sは2番手から抜け出して33.6秒でまとめて後続を完封した。新馬戦と中京2歳Sは稍重で勝ちタイムが1分23秒台、上がりが36秒台と遅く、時計、上がりの速い東京に不安があったが、全く問題なかった。前走は休み明けで馬体が10キロ増えて太く映ったが、今回は2週連続坂路で1番時計を出し攻めている。馬格&パワーがあり、前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ。トリッキーな中山コースは合っているのではないか。前が残る馬場で内枠に入ったら要注意。雨が降って他馬の切れ味が削がれれば有利に働く。

京王杯2歳S2着馬ラブリーデイ、デイリー杯2歳S勝ち馬テイエムイナズマ、同2着馬クラウンレガーロ、いちょうS勝ち馬フラムドグロワール、新潟2歳S勝ち馬ザラストロ、小倉2歳S勝ち馬マイネルエテルネル、函館2歳S3着馬ティーハーフ、ベコニア賞勝ち馬ロゴタイプ、きんもくせい特別勝ち馬ゴットフリートなど伏兵は多士済々。ラブリーデイは芝1800mの新馬、野路菊Sを連勝。京王杯2歳Sは3番手からしぶとく伸びて0.1秒差の2着。陣営は朝日杯FSの前に芝1400mの速い流れを経験させた。馬主の金子氏は勝てば2、3歳G1完全制覇となる。鞍上はルメール騎手。

テイエムイナズマは京王杯2歳Sで出遅れて大外から捲って直線で一杯になり9着。イレ込みは解消されてきたが、スタートを決めて流れに乗れるかがカギ。クラウンレガーロはデイリー杯2歳Sで2着に粘って距離にメドを立てた。小柄で馬体は地味だが自在性がありレースが上手い。相手なりに堅実に走るタイプ。内枠に入れば自在性を生かせる。フラムドグロワールはいちょうSで2番手から抜け出してサトノノブレスを完封。芙蓉Sでは出遅れて差す競馬で2着を確保したが、ダイワメジャー産駒で切れより地力タイプか。藤沢和厩舎はコディーノと2頭出し。ウィリアムズ騎手を確保している。

ティーハーフは前3走切れる脚を使って連対を確保。外差しが決まる展開&馬場が理想。武豊騎手は全G1制覇の記録が懸かる。ロゴタイプは函館2歳Sと札幌2歳Sで4着がある。ベコニア賞を1分33秒6の2歳コースレコードで快勝。鞍上はMデムーロ騎手。ゴットフリートは新馬、きんもくせい特別を連勝。昨年のアルフレードと似たステップで馬主は同じ社台系キャロットファーム。父ローエングリンは中山巧者だった。斉藤誠厩舎はゴスホークケンで朝日杯FSを制している。スミヨン騎手は10年の朝日杯FSで1番人気サダムパテックに騎乗し4着に終わった。今年は攻められるか。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
カペラS 馬連2,240円、オリオンS 馬連2,370円、北総S 馬連750円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
阪神JF 大穴馬クロフネサプライズが15番人気で激走!予想コメント公開中!

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