マイルCS
レース展望

秋のマイル王決定戦。過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。G1馬は[4−0−0−3]、G1馬以外は[0−2−0−1]。G1馬は1着、G1勝ちのない馬は2着が多い。1番人気は4〜10番枠に入ると[4−1−0−1]で堅実。2番人気は[0−1−2−7]で1連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。最近3年は14、13、11番人気が連対し、馬連は66倍、142倍、128倍と荒れている。

連対馬20頭のうち18頭にマイル勝ちがあり、そのうち12頭はマイル重賞勝ち馬。マイル勝ちがない2頭にはG1で3着以内があった。年齢別では3歳[0−1−3−33]、4歳[3−5−3−28]、5歳[4−4−3−40]、6歳[2−0−1−28]、7歳以上[1−0−0−18]で4、5歳馬が活躍。3歳馬と7歳以上は各1連対のみ。今週は土曜に雨が降る予報が出ている。今週も馬場状態の見極めがカギになる。

ストロングリターンは安田記念をメンバー2位の33.8秒で馬群を捌いて差し切りレコードで優勝。ハイペースで持ち味のスピードと決め手をフルに発揮した。毎日王冠は7着に終わったが、休み明けで馬体が8キロ増えていた。9着エイシンフラッシュは次走天皇賞(秋)を制している。叩き2戦目は[2−1−0−1]。秋に体調アップできるかがカギ。福永騎手が外国人騎手にパワー負けしなければ。馬主は社台。道は開けるか。

グランプリボスは安田記念で中団から抜け出してクビ差の2着。最後にストロングリターンに差されたが、久々に地力を見せた。前走のスワンSは中団からメンバー最速タイの33.2秒で外から豪快に差し切った。京都では不振が続いていたが、最速上がりで勝ったように苦手ではない。2走前は16キロ、前走は10キロ増えて馬体がボリュームアップ。今回はベストの叩き3戦目。最終調教は坂路で併せ馬で遅れたがダマシ調教か。

ドナウブルーは関屋記念を2番手から抜け出して1分31秒5のレコードで優勝。前走の府中牝馬Sはスローの上がり勝負で切れ負けして3着に終わったが、最後までしぶとく伸びていた。京都芝は[4−0−1−1]の巧者。輸送が短い京都なら馬体減のリスクは少ない。安田記念は0.8秒差の10着に終わったが、今回は安田記念組が11頭出走するだけに当時の力関係を払拭できるかがカギ。陣営はスミヨン騎手を確保している。

京成杯AH勝ち馬レオアクティブ、中京記念勝ち馬フラガラッハ、京王杯SC勝ち馬サダムパテック、前走富士S2着のファイナルフォーム、東京新聞杯&ダービー卿CT勝ち馬ガルボ、昨年の安田記念勝ち馬リアルインパクト、昨年の勝ち馬エイシンアポロン、同2着馬フィフスペトル、安田記念3着馬コスモセンサー、昨年の桜花賞馬マルセリーナなど伏兵は数多い。社台系は8頭出走して4頭に外国人騎手を乗せてきている点に注意。

レオアクティブは京成杯AHをレコード勝ちしたが、1番人気に支持されたスワンSは最後方から追い込んで9着に終わった。前が残る展開で最後方からでは届かなくて当たり前。横山典騎手が京成杯AHのようにひと工夫してくるか。フラガラッハは米子Sと中京記念で直線一気を決めた。前走の富士Sは末脚不発で14着。休み明けで馬体が14キロ増えていた。叩き2戦目で馬体が絞れ、外から追い込める展開&馬場になるかがカギ。

サダムパテックは京王杯SCを勝って復活したが、安田記念は0.7秒差の9着、天皇賞(秋)は0.6秒差の8着に終わった。それほど負けていないため、武豊騎手の乗り方ひとつで差は詰まりそう。西園厩舎は3頭出し。流れが読める点は有利。ファイナルフォームはルメール騎手を乗せてきたが、3歳馬不振のデータを覆せるか。陣営は3歳馬で完成途上と弱気なコメントを連発しているが、コメントを鵜呑みにする必要はない。

ガルボは安田記念で0.5秒差の5着に入り地力強化を証明。京都芝1600mではシンザン記念1着、京都金杯2着がある。リアルインパクトは安田記念を勝った後不振だが、前走毎日王冠で0.3秒差の4着に入った。復調の手応えを掴んだ陣営はムーア騎手を確保。堀厩舎は3頭出し。マルセリーナは昨年のマイルCSで0.4秒差の6着に入った。右回りの芝1600mは[3−0−1−1]。陣営はMデムーロ騎手を確保。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
ファンタジーS 馬連1,980円[○◎]、武蔵野S 馬連1,400円的中!
前4週の厳選予想は8戦8勝!10月以降は13戦12勝!

◆MR予想(万馬券MR)
ファンタジーS 馬連1,980円、武蔵野S 馬連1,400円的中!

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