京成杯AH
レース展望

過去10年で1番人気は[1−0−2−7]、中山では[0−0−2−7]で3着止まり。年齢、斤量に関係なく不振。2番人気は[4−0−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。最近6年のうち5年で7番人気以下が連対している。最近5年の馬連は17倍、66倍、357倍、36倍、34倍で全て中穴以上の決着。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走7〜9着から5頭、10着以下から5頭が連対しており前走着順は不問。最近は前走重賞で7着以下に負けた馬の巻き返しが目立つ。トップハンデは[3−1−5−8]で1、2番人気なら[3−0−2−2]、3番人気以下は[0−1−3−6]。今年のトップハンデは57.5キロのコスモンセンサーとスマイルジャック。全面野芝の開幕週で高速決着になりやすい。速い持ちタイムのある逃げ先行馬に要注意。

サマーマイルシリーズは全3戦で行われ、京成杯AHが最終戦。優勝するには1勝以上、12ポイント以上が条件。中京記念勝ち馬フラガラッハ、関屋記念勝ち馬ドナウブルーは出走しないため、優勝の可能性があるのは6点のエーシンリターンズ、、4点のスピリタスの2頭のみ。勝つことが条件になる。サマーマイルシリーズは3レースでは少な過ぎる。来年は米子Sを重賞に格上げするなど、何らかの対応が必要になる。

エーシンリターンズは前走関屋記念で3番手からメンバー3位タイの32.5秒で抜け出したが、最後にドナウブルーに差し返されてクビ差の2着。中京記念は馬体24キロ増、荒れ馬場で惨敗したが、馬体が8キロ絞れ、高速馬場で巻き返した。今回は右回りで斤量が1キロ増えるが、新潟と同じ全面野芝の高速馬場。勝てばサマーシリーズ優勝のため勝負モード。外枠では[0−0−1−5]。JRAはどう考えるか。

スピリタスは前3走都大路S2着、NST賞2着、関屋記念3着。7歳馬が不振から脱して崩れなくなった。関屋記念は直線で前が壁になって追い出しが遅れたが、内を突いて鋭く伸びてきた。最近は追い込み一辺倒から脱却して脚質の幅を広げている。今回は1キロ減の55キロ。中山芝1600mでは秋風Sで後方からメンバー最速の33.7秒で追い込んでハナ差の2着がある。陣営は内田博騎手で勝負に来ている。

コスモセンサーは前5走芝1600mのOP以上を使われ[2−1−2−0]。地力が強化されて崩れなくなった。前走の安田記念はハイペースで差し馬向きの展開になったが、4番手からしぶとく粘って0.3秒差の3着に入った。中山芝1600mは[2−0−0−2]でニューイヤーSを1分32秒台の高速タイムで連覇している。2、3番手から押し切るのが勝ちパターン。休み明けとトップハンデがカギになる。

前走朱鷺Sで大外一気を決めたレオアクティブ、昨年の朝日杯FS2着馬マイネルロブスト、前走関屋記念6着のスマイルジャック、前走NST賞3着のドリームバスケット、芝1600m[2−2−0−0]の3歳馬ゼロス、ダービー卿CT3着馬ネオサクセス、昨年の3着馬レインボーペガサス、中山巧者のキョウエイストームなど伏兵は数多い。中山開幕週のハンデ戦でいかにも荒れそうなメンバーになった。

レオアクティブは前走朱鷺Sをメンバー最速の33.5秒で豪快な大外一気を決めた。[0−0−1−2]の芝1600mと開幕週の中山がカギ。横山典騎手はコディーノ効果で今勢いがある。マイネルロブストは芝1800m以下で良馬場なら堅実。過去10年の京成杯AHでマイネルの馬は3番人気以内なら[2−0−4−0]、4番人気以下は[0−0−0−12]。スマイルジャックは初のハンデ戦。久々の中山で新味を出すか。

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★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
札幌2歳S 馬単1,190円 3連単22,330円的中!5週連続重賞本線的中!

◆MR予想(万馬券MR)
小倉2歳S 馬連3,540円、札幌2歳S 馬単1,190円など的中!

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