フェアリーS
レース展望

08年に一度廃止されたが、09年から牝馬限定のマイルG3として復活。12月から1月に移動し、距離が1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。距離変更後は[2−0−1−0]で3着以内を確保。2番人気は[0−3−4−3]、3番人気は[2−1−0−7]で各3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対と多く、最近6年のうち5年で6番人気以下が連対している。最近6年の馬連は66倍、855倍、86倍、19倍、90倍、18倍で中穴決着が多い。人気薄の激走に注意。

前走勝ち馬が9連対。新馬&未勝利戦勝ち馬でも通用している。前走阪神JFは9、17、10、6、9着に負けた馬が連対している。前走阪神JFなら惨敗馬でも巻き返し可能。今年は10着トーセンベニザクラと15着ラシンティランテが出走予定。中山芝1600mはスタートしてすぐにコーナーがあるため、外枠はコースロスが大きく不利。暮れの朝日杯FSでも8枠に入った馬は不振が続いている。基本的に8枠は不利だが、馬場傾向を考慮して判断したい。今の中山は単純な馬場ではない。今年も伏兵を見抜けるかどうかがポイント。

ラシンティランテは白菊賞を好タイムで圧勝し、阪神JFで3番人気に支持されたが、道中掛かって途中から先頭に並びかけ、直線で一杯になって15着に終わった。白菊賞では中団で折り合って切れる脚を使ったが、阪神JFでは緩い流れで折り合いを欠いて自滅。中1週が微妙に影響したのか。能力はありそうだが、今回も藤岡佑騎手が折り合えるかがカギ。トーセンベニザクラは未勝利、赤松賞を連勝したが、阪神JFでは後方のまま見せ場なく10着に終わった。赤松賞ではメンバー最速の33.2秒で差し切ったが、阪神JFでは輸送が応えたのか、切れる脚をを使えなかった。中山芝1600mは[1−1−0−0]。本来の走りができれば。

オメガハートランドは[2−0−1−0]で3戦とも上がり3Fはメンバー最速。くるみ賞は0.2秒差の3着に負けたが、1、2着馬が朝日杯FSで4、3着のトウケイヘイロー、レオアクティブでは仕方ない。410キロ台の小柄な牝馬でも末脚がしっかりしているが、中山の急坂で末脚が鈍らなければ。チェリーメドゥーサは未勝利、ひいらぎ賞を連勝。前走のひいらぎ賞は前半5F58.0秒のハイペースになったが、中団から馬群を捌いて5着まで同タイムの接戦をハナ差で制した。新馬戦では赤松賞でハナ差2着のパストフォリアにクビ差先着している。小柄な牝馬で派手さはないが、相手なりに堅実に走りそうなタイプ。鞍上は田辺騎手。

抽選組では前走黒松賞で2着のダイワミストレス、前走赤松賞2着のパストフォリア、アプリコットフィズの半妹シャンボールフィズ、京都芝1800mの未勝利戦を勝ったタガノキャンドル、中山芝1600mの未勝利戦で直線一気を決めたパララサルーなど。ダイワミストレスはスタート直後に鐙が外れて後方からのレースになったが、メンバー最速の34.3秒で大外から鋭く伸びてきた。今回は距離延長とメンバー強化がカギになるが、ダイワメジャー産駒で素質はありそう。パストフォリアは赤松賞の走りからこのメンバーなら通用してもおかしくない。父シンボリクリスエス、母ハッピーパス。昨年のフェアリーSと同様に藤沢ブランドの血が騒ぐか。

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