阪神カップ
レース展望

06年に創設されたG2競走。過去5年で1番人気は[2−1−0−2]で3連対。芝1400mで重賞3着以内またはOP特別1着がある日本馬は[2−1−0−0]。昨年ゴールスキーは5着に終わったが、芝1400mが初めてだった。2番人気は[1−0−0−4]で1連対、3番人気は[0−0−0−5]で連対なし。連対馬11頭のうち6頭が6番人気以下。人気薄が目立ち波乱傾向が強い。馬連は53倍、60倍、30倍、29倍/46倍(2着同着)、30倍で全て中穴決着。3番人気以内の決着は1回もなく、本命狙いは妙味がない。

過去5年の1〜3着馬15頭のうち13頭に芝1600mで連対があった。阪神カップはハイペースになりやすく、1200mを走った後にもう1F踏ん張る底力が要求される。1600mで連対がある馬を重視したい。前走マイルCSは6、3、10、12、13着馬が6、1、10、11、2番人気で連対している。芝1400m実績のある馬の巻き返しに注意。東西別では関東馬[1−4−2−19]、関西馬[3−1−1−39]。連対した関東馬は6、10、1、7、11番人気で5頭のうち4頭が人気薄。穴で人気薄関東馬の激走に注意。

リアルインパクトは3歳で安田記念を制した馬。マイルCSは1番人気に支持されたが、7番手から伸び切れず5着。安田記念と毎日王冠で先行してしぶとい脚を使ったが、テン乗りの福永騎手が控えて持ち味を発揮できなかった。前走控え過ぎたことで今度は前に行きそうだが、それが裏目に出なければ。ズブい馬で戦績からも追える騎手が合う。リディルはスワンSを好タイムで制したが、マイルCSは直線で失速して14着。内を通った馬が有利な馬場で外枠スタートから終始掛かっては厳しい。出遅れたことも応えている。スワンSの走りから距離短縮はプラスとも言えるが、また外枠に入ったときに小牧騎手が制御できるかどうかがカギになりそう。

グランプリボスはNHKマイルC勝ち馬。秋はスワンS8着、マイルCS13着に終わったが、叩き良化型でNHKマイルCは今回と同じ叩き3戦目だった。マイルCSは出遅れが応えている。出遅れが多いデムーロ騎手がスタートを決めて流れに乗れるかがカギ。京王杯2歳Sを勝ったように芝1400mも守備範囲。マルセリーナはマイルCSで後方2番手からメンバー最速の34.6秒で伸びて6着。前が残る展開で位置取りが後ろ過ぎた。調子はほぼ戻っていたが、流れと位置取りのアンマッチが全て。陣営は安藤勝騎手を諦めてルメール騎手を乗せてきた。これまで馬券圏内は全て外回りコース。直線の短い内回りとルメール騎手で新味が出れば。

阪急杯勝ち馬サンカルロ、同2着馬ガルボ、マイラーズC勝ち馬シルポート、同2着馬クレバートウショウ、東京新聞杯勝ち馬スマイルジャック、昨年のマイルCS勝ち馬エーシンフォワード、前走京阪杯3着のワンカラット、スワンS3着馬オセアニアボス、09年の阪急杯勝ち馬ビービーガルダン、3連勝でオープン入りしたヤマカツハクリュウなど伏兵は数多い。サンカルロは阪神芝1400m[1−1−1−1](全て重賞)。前走のスワンSでは外からメンバー最速タイの33.3秒で伸びて4着。差しが決まる馬場&展開になれば。

ガルボはキャピタルS2着で復調気配。昨年の阪神カップは直線で前が詰って追えずに0.2秒差の4着。寒くなると調子を上げるタイプ。シルポートは京王杯SCで2着があるように芝1400mも守備範囲。Bコース変更で内が有利な馬場になり、かつマイペースで逃げられれば。スマイルジャックはメンディザバル騎手、クレバートウショウはウィリアムズ騎手を乗せてきた。マイルCSは惨敗したが、調子が上向いてくれば。ビービーガルダンはスプリンターズSを放馬で除外。キーンランドC1着カレンチャン、3着パドトロワで決着しただけに2着のビービーガルダンは出走していれば面白かったか。ひと息入れたため、仕上がりがカギになる。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
美浦S 馬連2,150円 3連単20,160円、北総S 馬連7,620円的中!
11月以降の厳選予想は6戦6勝、9月以降は21戦19勝!

◆MR予想(万馬券MR)
美浦S 馬単5,960円、カペラS 馬連1,560円、柳川特別 馬連1,530円的中!
朝日杯FSは穴馬を絡めて3連単で高配当を狙います!

◆重賞データの達人(データ分析班)
カペラS 馬連1,560円的中!

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