武蔵野S
レース展望

ジャパンCダートの前哨戦。過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。3歳馬は[2−1−1−1]で堅実だが、4歳以上は[0−1−0−4]で1連対のみ。最近2年は4歳馬のサクセスブロッケンが10着、ケイアイガーベラに15着に終わった。2番人気は[2−1−0−7]で3連対、3番人気は[0−0−0−10]で連対なく不振。連対馬20頭のうち15頭が5番人気以内だが、最近は人気薄の連対が目立つ。馬連は10倍以下が1回しかなく、30倍前後の中穴決着が多い。ダート重賞実績馬が揃うが堅くない。

連対馬20頭のうち11頭に重賞勝ちがあり、残る9頭のうち5頭に重賞連対があった。G1前哨戦でレベルが高く、重賞実績がない馬は通用しにくい。近走好走しているダート重賞実績馬を重視。東西別では関東馬[1−2−7−48]で3連対、関西馬[9−8−3−73]で17連対。関東で行われる重賞だが、関西馬が断然の成績。ダート重賞は関西馬が強い。ダート重賞で実績のある5番人気以内の関西馬を重視したい。斤量別では56キロが[6−3−6−61]で9連対。56キロを背負った馬が重賞初勝利を挙げることが多い。

ダノンカモンは前走南部杯で3番手からメンバー2位の36.6秒で一旦先頭に立ったが、最後にトランセンドに内から交わされて頭差の2着。上がり3Fはトランセンドを0.2秒上回ったが、いつものようにゴール前で馬が気を抜いていた。福永騎手が馬の癖を理解して行動していれば、もっと際どいレースができたのではないか。南部杯を勝ったトランセンドはJBCクラシック2着、同4着のエスポワールシチーはみやこS圧勝。ハイペースになった南部杯のレベルは証明されている。ダノンカモンは重賞勝ちがなく56キロで出走できるのは有利。東京ダ1600mは[2−3−2−1]。今回は三浦騎手に乗り替わる。池江「寿」厩舎の管理馬。

シルクフォーチュンは前走南部杯で中団からメンバー最速の36.3秒で伸びて0.1秒差の3着。ハイペースの展開が嵌ったが、差し切れなかったのは現時点での力差か。藤岡康騎手は上手く乗っている。今回はダノンカモンより1キロ重い57キロを背負うのは不利だが、陣営はルメール騎手を乗せてきた。目一杯走らせるのだろう。テスタマッタは昨年のフェブラリーS2着馬。今年はマーチSで久々に重賞を勝ち、前走マリーンSで2着に入った。今回は休み明けで58キロを背負うのは不利だが、激戦に強いタイプで地力があるため侮れない。陣営はベリー騎手を確保している。天皇賞(秋)は外国人騎手のワンツー決着。今週も外国人騎手に要注意。

2連勝でオープン入りしたアドマイヤロイヤル、前走インペリアルマーチを差し切ってオープン入りしたオオトリオウジャ、前走南部杯5着のダイショウジェット、3走前にオアシスSを勝ったナムラタイタン、オアシスSで2着があるシャア、今年のフェブラリーSで3着に入ったバーディバーディ(除外対象)などが伏兵か。アドマイヤロイヤルは東京ダ1600m[3−1−0−0]の巧者。ラインクラフトの半弟だけに重賞で一気に本格化しても驚けない。オオトリオウジャは前走が強い内容。陣営はメンディザバル騎手を確保している。ダイショウジェットは2走前のオーバルスプリントがインパクトのある勝ち方。消耗戦で前崩れになれば。

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★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
前7週の単複予想を単勝でころがした場合の結果(プラス84万円)を公開。競馬必勝法完成か?

◆MR予想(万馬券MR)
秋のG1穴馬は[0−2−2−1]で複勝率80%。穴馬の複勝を購入するとプラス167万!

◆重賞データの達人(データ分析班)
秋のG1は南部杯、秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)を4連勝中!先週はみやこS、AR共和国杯的中!

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