朝日CC
レース展望

過去10年で1番人気は[6−1−2−1]で7連対。前走重賞出走馬は[5−1−0−1]、前走条件戦出走馬は[1−0−2−0]で重賞出走馬なら堅実。2番人気は[2−1−0−7]、3番人気は[0−3−2−5]で各3連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。馬連は8回が10倍台までに収まっている。連対馬20頭のうち19頭が前走重賞を使われていた。前走重賞でない馬は[1−0−4−31]で1連対のみ。前走オープン特別、1600万条件を使った馬はデータを破れるか。前走重賞で4〜9着に負けた馬が12連対。今年は前走重賞を使った馬が4頭いるが、クイーンS6着のレディアルバローザ以外は10着以下に敗れている。

過去10年のうち7年が9〜12頭の少頭数。今年は登録馬が11頭しかおらず、例年通り10頭前後になりそうだ。新潟記念から中1週のため、芝2000mのG3に出走すべき馬が出走してこない。朝日CCを新潟記念から中2週にしてサマー2000シリーズ最終戦にすれば、もっと盛り上がるのではないか。ミッキードリームは1000万、1600万条件を連勝。毎日杯2着、都大路S2着があり、重賞で通用する下地はある。芝2000mは[0−0−1−2]で産経大阪杯では1.1秒差の9着に終わったが、長期休み明け2戦目で本調子ではなかった。現時点でベストは[4−2−1−1]の芝1800m。距離を克服できるかがカギになる。

レディアルバローザは休み明けのクイーンSで0.2秒差の6着。馬体が増えていたことが響いというより、1枠1番がアダになった印象。全力を出し切って負けた訳ではない。この一戦でエリザベス女王杯、マイルCSのどちらに向かうのかを決めるようだ。芝2000mでは秋華賞で0.3秒差の5着がある。アドマイヤメジャーは昨年のアンドロメダSを勝った後、8、13、12、6、10着で不憫な競馬が続いている。前走は直線でごちゃついてまともに追えなかった。芝2000mは[5−1−1−5]で暑い時期に走るタイプ。昨年の朝日CCでは1番人気で3着。スローペースで川田騎手は後方に控えていた。今年は社台の馬はいない。

ガンダーラは前走小倉日経オープンを内から差し切って優勝。左回りの関屋記念は惨敗したが、右回りで持ち前のしぶとさを発揮した。芝2000m以上で2着が2回あり、距離はこなせなくはない。サンライズマックスは小倉日経オープン2着で復調気配。勝つと斤量が増えるG2では勝たないようにしていたが、G3なら勝っても問題ない。前走から斤量は2キロ軽くなる。ヤマニンキングリーは新潟記念で10着。あまりに不甲斐ない内容だった。今回は2キロ増の58キロで武豊騎手が騎乗する。過去10年で逃げ馬は[1−2−1−6]で3番人気以内なら[1−2−1−2]。開幕週で前が残りやすいが、今年は人気になる逃げ馬はいない。

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