目黒記念
有力馬診断

■[6+]キングトップガン(1位評価)

2度の骨折で長期休養を強いられ、オープンで大不振が続いていたが、2走目の大阪−ハンブルクCでは後方からメンバー2位の35.0秒で伸びてビートブラックにクビ差の2着に入った。ビートブラックは菊花賞3着、ダイヤモンドS4着があり、次走の天皇賞(春)では0.7秒差の7着に入っている。キングトップガンは50キロでビートブラックとは6キロ差があったが、切れる脚を使ってクビ差まで迫ったことを評価したい。前走のメトロポリタンSは後方からメンバー最速タイの35.0秒で上がって0.2秒差の6着に終わったが、直線で前が詰まって最後までまともに追えなかった。手応え、脚色からまともなら差し切っていたのではないか。前走勝ったらハンデは55キロ前後になるが、負けたことで同斤の51キロで出走できる。最終調教を見るとしなやかなフットワークが戻ってきており、復調してきているのは明らか。陣営は横山典騎手を確保した。雨で馬場が悪化すれば、51キロはさらに有利になりそう。昇級戦のハートビートソングが1番人気、マイネルキッツが58.5キロ、馬場悪化など波乱要素は多数ある。キングトップガンから手広く流してみたい。

<調教診断>

■[7/]キングトップガン

栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。行きっぷりが良く最後まで余力十分。しなやかさがあり、ストライドが大きくなった。復調した。

■[6+−]ハートビートソング

栗坂で2頭併せで一杯に追われて先着。しっかりとした脚捌きで最後までしぶとく伸びた。切れる感じはないが、連勝のデキをキープ。

■[6+−]ヤングアットハート

南Wで2頭併せで強めに追われて先着。力強い脚捌き。追われて少しズブかったが、こういうタイプ。馬体の張りは良くデキはある。

【総括】
キングトップガンは8歳馬でも走りにしなやかさが出て復調してきた。陣営が横山典騎手を乗せるのが分かるような仕上がり。ハートビートソングは切れる感じはないが、元々こういうタイプ。馬体、気配は落ちておらず、連勝のデキをキープできている。

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