中日新聞杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。順調に使われた牡馬で重賞出走経験のある馬なら[3−3−0−0]で連対率100%。重賞初挑戦は[0−0−0−2]で連対なし。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。06年にハンデ戦に変更されてからは人気薄が目立つようになり、8番人気のダイレクトキャッチ、10番人気のフサイチアソートが2着に激走している。ハンデ戦変更後の馬連は13倍、33倍、101倍、23倍。人気馬から軸を決めたら人気薄まで手広く流す馬券作戦が有効。3着に追い込み馬が突っ込むことが多い。3連単で考慮したい。

今年は中京が改修工事のため小倉で行われる。小倉はカーブがきつい特殊コース。小倉記念では連対馬20頭のうち16頭に小倉芝で連対があった。小倉芝1800〜2000mで実績のある小倉巧者に要注意。年齢別では3歳[4−4−4−29]、4歳[4−5−2−20]、5歳[2−1−2−35]、6歳[0−0−1−17]、7歳以上[0−0−1−14]で3、4歳馬の活躍が目立つ。3歳馬は3番人気以内なら[4−2−2−8]で連対率37.5%、4歳馬は5番人気以内なら[4−5−1−9]で連対率47.4%。人気の3、4歳馬に注目したい。6歳以上は[0−0−2−31]で3着止まり。

3歳馬はトゥザグローリー、ゲシュタルト、コスモファントムがするが、4歳馬は出走がない。トゥザグローリーは青葉賞2着馬。ラジオNIKKEI賞では掛かって自滅したが、アイルランドT、カシオペアSでは重賞級のパフォーマンスを見せた。前走のマイルCSは後方から0.5秒差の7着まで追い上げた。ここにきて馬体に実が入り、本格化してきている。アイルランドTで接戦したトーセンジョーダンと同じくらいのパフォーマンスがあるのではないか。今回は距離延長、斤量1キロ減、メンバー弱化と条件が揃う。デムーロ騎手が出遅れたり、掛からなければ。来年2月までガンガン使って賞金を稼ぎそうなタフ馬。

ゲシュタルトはダービー4着馬。セントライト記念と菊花賞は不甲斐ない負け方だったが、どこまで復調してくるか。中山芝1800mのスプリングSでは先行してローズキングダムに先着している。コスモファントムはラジオNIKKEI杯2歳Sと京都新聞杯で2着があり、芝もこなせる。先行してしぶとい脚を使うタイプ。立ち回りが上手いため、流れ次第で侮れない。古馬で小倉巧者はナムラクレセントとバトルバニヤン。ナムラクレセントは小倉芝3戦3勝。2走前のカシオペアSではトゥザグローリーに負けたが、今回は斤量4キロ差が2キロ差になる。前走の福島記念は1枠1番がアダになり、完全に脚を余した。

バトルバニヤンは小倉芝[3−3−0−1]。小倉記念では中団から早めに上がってハナ差の2着に入った。直線が平坦の小倉では安定して走るタイプ。間隔は空いたが、入念に乗り込んでいる。池江郎厩舎はトゥザグローリーと2頭出し。前走AR共和国杯4着のスリーオリオン、今年の函館記念勝ち馬マイネルスターリー、昨年の札幌記念勝ち馬ヤマニンキングリー、前走勝ってオープン入りしたオートドラゴン、昨年の小倉大賞典勝ち馬サンライズマックス、重賞4勝の実力馬ミヤビランベリ、前走福島記念で大外一気を決めたダンスインザモアなど伏兵は数多い(年齢順)。今の小倉の馬場にマッチする馬を狙いたい。

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