毎日王冠
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。古馬混合G1で連対がある馬は[1−2−1−1]だが、連対のない馬は[0−0−0−5]。ただし過去10年で3歳馬は1番人気になっていない。2番人気は[2−1−1−6]、3番人気は[1−2−1−6]で各3連対。連対馬20頭のうち16頭が5番人気以内。10番人気以下の連対はない。穴で6〜9番人気の激走に注意。最近5年の馬連は97倍、15倍、146倍、8倍、4倍で堅いか波乱両極端。古馬混合G1で連対のない馬が1番人気になると荒れる傾向がある。

連対馬20頭のうち15頭が2ヶ月以上の休み明け。実績馬は休み明けで結果を出しているが、天皇賞(秋)の前哨戦のため仕上がり面に要注意。中1〜3週で使ってきた馬は[1−0−5−31]で1連対のみ。3着に終わることが多い。連対馬20頭のうち13頭が4コーナー5番手以内につけていた。開幕週で前に行った馬が残りやすいため、ある程度前に行ける馬を重視したい。穴で休み明けと前走着順が嫌われて人気が落ちた春のGTから直行した馬に注意。今年はメンバーレベルは低くないが、10頭の少頭数になった。

ペルーサは青葉賞を圧勝し、ダービーで2番人気に支持されたが、出遅れ、スローペースが応えて6着に終わった。ラスト5Fから動いて3、4コーナーで大外を回り、それでメンバー5位タイの33.3秒で上がったのだから内容は悪くない。パドックでは青葉賞の方が馬体、気配とも良かった。青葉賞で走り過ぎた反動があったのではないか。今回は休み明け、初の古馬相手、初の芝1800mと課題は多いが、安田記念を勝ったショウワモダンを負かせば、天皇賞(秋)制覇が少し見えてくる。目標はその次のジャパンCか。3歳トップレベルの実力を見る上でレースぶりに注目したい。横山典騎手が落馬負傷のため、今回は安藤勝騎手が騎乗する。

ショウワモダンはこれまで重賞を勝てなかった馬が3連勝で安田記念制覇。元々時計の掛かる馬場が得意な馬が、1分31秒7の高速タイムで勝ったのだから大したもの。初めて装着したトゥアウター蹄鉄の効果もあったのだろう。重の鬼が高速馬場でG1を勝ったように馬は日々変化する。小さな変化を見逃さないようにしていきたい。これまで休み明けは[2−1−0−2]。大型馬でも久々は苦にしないタイプ。他馬より重い59キロを背負うのは不利だが、今回と同コースのメイSでは59キロを背負い、逃げたシルポートを差して勝っている。過去10年で安田記念勝ち馬は[0−2−0−0](ウオッカ2回)。G1馬の貫禄を見せるか。

アドマイヤメジャーは朝日CCで1番人気に支持されたが、後方からメンバー最速の34.3秒で伸びるも0.4秒差の3着に終わった。下鴨Sで好位から1分58秒2の好タイムで勝った馬が、9頭立て、前半5F61.2秒のスローペースで後方からの競馬。この流れならもっと前に行けるはずだが、川田騎手は全く行き気がなかった。川田騎手はキャプテントゥーレの主戦で皐月賞でG1初制覇した騎手。そのあたりもあるのだろうか。今回は川田騎手がスプリンターズSの降着で騎乗停止になったため、吉田隼騎手に乗り替わる。左回りは中京で2戦2勝。芝1800mは初めてになるが、極端な高速馬場でなければこなせるのではないか。

前走安田記念で0.1秒差の3着に入ったスマイルジャック、ダービーは惨敗したが、芝1800mのスプリングS1着、共同通信杯3着がある3歳馬アリゼオ、エプソムCの2着馬シルポート、函館記念を圧勝したマイネルスターリー、前走宝塚記念5着のネヴァブションなど、少頭数にしては重賞実績のある馬が揃った。スマイルジャックは昨年7着に終わったが、スタートで他馬とぶつかって掛かったもの。三浦騎手は昨年のクイーンSから重賞では[0−1−2−46]で連対率2%。不振を脱するには何が必要か。ネヴァブションはレベルの高い宝塚記念で0.5秒差の5着。G1の目処は立ったため、有馬記念に向けて調子を上げて行ければ。

★先週の予想結果

競馬アナリストGM
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万馬券娘MR
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