ユニコーンS
レース展望

96年に新設された3歳ダート重賞。01年に東京ダ1600mに変更された。過去9年の1番人気は[5−2−0−2]で7連対。連対を外したカフェオリンポスは休み明け、アエローザは初ダートだった。順調に使われ、ダートで3勝以上、勝率50%以上を満たす馬は[5−2−0−0]で連対率100%。2番人気は[0−3−1−5]で3連対、3番人気は[1−1−2−5]で2連対。連対は7番人気まで。8番人気以下は[0−0−1−79]で3着が1回あるのみ。馬連は7回が10倍台までに収まっており、万馬券決着はない。

連対馬18頭のうち15頭がダートで2連対以上、連対率50%以上を満たしていた。例外は04年に初ダートで連対したダイワバンディット。ダートで圧勝して芝のオープン以上に挑戦した馬の活躍が目立つ。関東馬は[1−4−3−64]で5連対、関西馬は[7−5−6−49]で12連対、地方馬は[1−0−0−3]で1連対。関西馬は08年を除き、最低1頭連対している。連対した関西馬12頭は全て5番人気以内。人気の関西馬に注目。端午Sの勝ち馬は[3−1−0−1]で1番人気なら[3−0−0−0]で勝率100%。

バーディバーディはダート[4−1−0−0]で前走兵庫Chsを5馬身差で圧勝した。芝のスプリングS、皐月賞では惨敗したが、ダートではまだ崩れたことがない。東京ダ1600mでは、メンバーの揃ったヒヤシンスSを2番手から抜け出して勝っている。G2勝ちによって今回は他馬より1キロ重い57キロを背負う。過去9年で57キロは[0−1−1−1]で2番人気に支持されたフェラーリピサ、ドンクールがそれぞれ2、3着に敗れている。賞金的にダービーに出走できたが、ダートのユニコーンSを選んだ。池江郎厩舎の管理馬。

バトードールはダート[3−0−0−1]で2走前の伏竜Sで7着に敗れた以外は勝っている。前走端午Sは好位の外からしぶとく伸びて抜け出し、中団から鋭く伸びたエアウルフにハナ差で勝利。エアウルフはヒヤシンスSでバーディバーディにタイム差なしの3着に入っている。半姉にアイスドール、近親にサイレントディールがいるダート走る一族。池江寿厩舎の管理馬でこれまでルメール騎手→内田博騎手→ウイリアムズ騎手が騎乗してきた。東京ダ1600mの500万条件を勝ったときのタイムは1分39秒7。時計を詰める必要がある。

前走兵庫Chs2着のサンライズクォリア、兵庫ジュニアGP2着、全日本2歳優駿3着があるアースサウンド、アーリントンCの勝ち馬コスモセンサーまでが抽選なしで出走可能。サンライズクォリアは前走バーディバーディに5馬身差をつけられて完敗。アースサウンドは前走10着に大敗。叩かれてどこまで上向いてくるか。コスモセンサーは初ダート。過去にはアエローザ、サダムイダテン、ドリームシグナル、ミッキーペトラが初ダートで惨敗している。抽選組ではヒヤシンスS2着馬でヴァーミリアンの半弟ソリタリーキングに注目。

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