日経新春杯
レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対のみ。最近5年は9、3、6、4、7着で連対なく不振。2番人気は[2−2−0−6]、3番人気は[2−2−3−3]で各4連対。ハンデ戦で馬連10倍以下は1回もなく、20〜60倍台の中穴決着が多い。昨年は11番人気のテイエムプリキュアが勝って大荒れになった。トップハンデは[1−1−1−10]で2連対のみ。5頭が1番人気に支持されたが、[0−0−1−4]で3着が1回あるのみ。52キロ以下の軽量馬は[1−0−5−23]で1連対だが、3着が5回と多い。

サンライズマックスは重賞3勝の実績馬。昨年は天皇賞(春)とAR共和国杯で4着に入り、距離をこなすところを見せた。AR共和国杯は大外からメンバー3位の33.9秒で伸びてきたが、横山典騎手が距離とハンデを考慮して大事に乗ったことが裏目に出た印象。鳴尾記念は先行したが、直線で伸び切れず7着に終わった。今回はトップハンデ57.5キロを背負うが、直線が平坦の京都に替わるのは良さそう。G2以上では[0−0−0−7]。G2を勝つと斤量が重くなることを考慮しているフジがなきにしもあらず。鞍上は武豊騎手。

メイショウベルーガは夏から力をつけて牡馬相手の条件戦を勝ってオープン入り。京都芝2200mの古都Sは後方からメンバー最速の33.8秒で豪快な大外一気を決めた。エリザベス女王杯は中団からメンバー3位の33.3秒で伸びて5着。前走の愛知杯は中団の少し前からメンバー最速の34.3秒で上がって0.1秒差の2着。いつもより早めの競馬をしたが、届かなかった。前2走は前残りの展開で仕方ない面がある。古都Sで直線一気を決めたように直線が長く平坦なコースが合うタイプ。そろそろ重賞で連対圏に突入するか。

トップカミングは相手なりに堅実に走るタイプで前走1600万条件を勝ってオープン入り。重賞では[0−0−3−4]で芝2400mでは青葉賞3着、神戸新聞杯5着がある。芝2400mの1000万、1600万条件を勝ったことからも距離は合う。重賞では3着止まりが多いが、ハンデ54キロでもうひと押しがあれば。ベストメンバーは昨年の相馬眼ニュースで取り上げた馬。今回は骨折休養明けになるが、先週栗CWで1番時計を出している。京都新聞杯2着のデルフォイが中山金杯でタイム差なしの4着。まずは最終調教に注目。

テイエムプリキュアは日経新春杯を一昨年50キロで3着、昨年49キロで逃げ切り勝ち。エリザベス女王杯では2着に粘り3連単154万馬券を演出した。今年は昨年から5キロ増の54キロになるが、エリザベス女王杯は56キロだった。インティライミは07年の京都大賞典の勝ち馬。近走は不振が続いているが、佐藤哲騎手&佐々木晶調教師がどこまで仕上げてくるか。トーホウアランは08年の京都大賞典の勝ち馬。昨年の京都大賞典は大外枠で折り合いを欠いて8着。京都芝は[3−0−1−1]で重賞2勝はともに5番枠だった。

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