カペラS
レース展望

昨年ガーネットSが廃止され、カペラSとして12月に新設された。中山ダ1200mは同じだが、ハンデ戦から別定戦になった。ガーネットSを含む過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。重賞初挑戦だった馬は3、13、12着。昨年のダイワエンパイアは重賞初挑戦だった。ダート短距離重賞で実績のある牡馬なら信頼度高い。2番人気は[1−2−2−5]、3番人気は[3−0−1−6]で各3連対。連対馬20頭のうち19頭が7番人気以内。多頭数でも人気薄の出番は少ない。7番人気以内の組み合わせを重視。

馬連は10倍台までが7回と堅く収まることが多いが、カペラSとして行われた昨年は4−7番人気で馬連77.6倍の中穴決着になった。別定戦になったが、ごちゃつきやすい中山ダ1200mで多頭数で行われるだけに波乱要素は潜んでいる。連対馬20頭のうち11頭に芝で連対経験があり、残る9頭にはダ1200mで1分10秒台の持ちタイムがあった。昨年は重馬場で1分8秒7のレコードが出たようにハイペースで高速決着になりやすい。芝をこなすスピードのある馬、ダ1200mの持ちタイムがある馬を重視したい。

ダイワディライトはダ1200m[6−3−0−1]で中山ダ1200mは[4−2−0−0]。中山ダ1200mでは良馬場で1分10秒3、不良馬場で1分8秒9の持ちタイムがある。母は桜花賞で逃げて2着に粘ったロンドンブリッジ。半姉にオークス馬ダイワエルシエーロ、半兄にアーリントンCと京都金杯を勝ったビッグブラネットがいる。堅実さが評価されて1番人気になりそうだ。昨年の1番人気ダイワエンパイアは重賞初挑戦で12着に終わったが、ダイワディライトも重賞初挑戦。ダイワの馬が昨年の雪辱を果たすか。

ミリオンディスクはダ1200m[4−3−0−1]。オープンの栗東Sを勝ち、前走霜月Sで2着するなど着実に力をつけている。ダ1200mで唯一崩れたのが、中山ダ1200mの千葉Sというのが少し気になるが、不良馬場で勝ちタイムが1分8秒7と早かった。急坂のある中山をこなせれば。エノクは3着に終わるレースが続いていたが、1600万条件の渡月橋Sを勝ってオープン入りすると太秦Sを差し切って2連勝。馬が走りに前向きになり、力を出し切るようになった。オレハマッテルゼの半弟。素質開花か。

スリーアベニューは中山ダ1200m[2−3−0−3]でガーネットS1、2着、カオペラS2着がある。斤量を背負うことが多いが、今回は56キロで出走できる。太秦Sはエノクに半馬身差の2着だったが、今回は斤量3キロ差がなくなり同斤になる。ガブリンは中山ダ1200m[2−1−1−2]で今年の千葉Sでダイワディライトに勝っている。前走は太め残りが敗因。内枠からロスなく進めたときは直線で凄い脚を使う。スタート直後に武豊騎手を振り落とし、そのまま走ったアクアラインSはインパクトのある走りだった。

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