エプソムC
有力馬診断

[7 ]シンゲン
新潟大賞典はパドックで本格化気配を見せていたが、中団からメンバー最速の33.6秒で突き抜けて1分56秒9で圧勝。以前から相馬眼的に評価してきた馬がようやく本格化した。東京芝は[5-0-0-2]だが、負けた2回はレース中に骨折したものでまともに走ったときは全て勝っている。東京芝1800mは[2-0-0-0]で休み明けのテレビ静岡賞ではアブソリュート、ザレマを全く寄せ付けず、1分45秒7で楽勝している。昨年のエプソムCは1分45秒9、テレビ静岡賞の前週の府中牝馬Sが1分45秒5で勝ったブルーメンブラッドはその後マイルCSを制した。前走から斤量は1キロ増えるが、さらに調子を上げており、相殺可能。馬場が荒れて上がりが掛かるようになったことはプラス。当日、極端にイレ込んでいなければ勝ち負け。

[7 ]ヒカルオオゾラ
2走前の武蔵川Sは条件クラスにいる馬とは思えない馬体、雰囲気でレースは3番手から抜け出して楽勝。2着のスズカコーズウェイはその後、朱雀Sと京王杯SCを連勝した。マイラーズCは6着に終わったが、武豊騎手が控え過ぎたこと、叩かれた割に馬体が絞れておらず、体を持て余し気味だったことが影響したのだろう。陣営はその点を考慮して今回は栗DWで猛タイムを出して仕上げてきた。これと輸送で絞れるはずだ。首の長い馬でマイラーズCのような急激なラップに変化のあるレースには弱いが、スピードの持続力の問われる消耗戦には強いタイプ。今回はニルヴァーナ(池江郎厩舎)とショウナンラノビアが飛ばせば、持ち味を発揮できそう。以前よりトモの甘さは解消されているが、荒れ馬場に少しウィークポイントがある。

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