フィリーズレビュー
有力馬診断

[6+]ワンカラット
阪神JFは12着に終わったが、折り合いを欠いたもの。今回も折り合いを欠く可能性もあるが、藤岡祐騎手が騎乗したときは折り合いがついている。芝1400mのファンタジーSは中団の後ろからメンバー最速の34.3秒で最内から追い込んでクビ差の2着まで追い上げた。スローペースでレースのレベルは高くないが、前残りの展開を覆して突っ込んだことは評価できる。阪神JF以来の出走になるが、入念に乗り込んで陣営はかなりやる気を見せているところが匂う。最終調教の動きは目立った。芝1400mのファンタジーSだけ切れる脚を使ったように距離適性がズバリそこにある可能性がある。藤岡祐騎手は先週のチューリップ賞でサクラミモザを2着に粘らせた。父が管理する馬で一発はないか。

[6+]アイアムカミノマゴ
馬主の堀氏と杉浦調教師の間で何か問題があったのか、いきなり長浜厩舎に転厩してきた。2走前の紅梅Sは転厩直後でまともに追い切れなかったが、後方から追い込んで0.4秒差の4着。いい脚を長く使った。続くエルフィンSはハナを切ってしぶとく粘り、レッドディザイアに0.2秒差の4着。紅梅Sでいい脚を使ったのに藤岡祐騎手がなぜ逃げたのかは不明。中山ダ1200mで2番手からエイシンアマデウスを完封した馬でこれまでの走りを見ても心肺機能が高い。今回は紅梅Sのように差す競馬。トライアルらしい激しいレースになれば最後に突っ込んできそうだ。福永騎手は阪神芝1400mを得意にしており、フィリーズRと相性がいい。JRAも馬名的に桜花賞に出て欲しい馬なのではないか。

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