ファンタジーS
レース展望

阪神JFの前哨戦。過去10年に1番人気は[4-0-1-5]で5連対。無敗で2勝以上の関西馬[3-0-0-0]、3連勝以上の関西馬[2-0-0-0]なら信頼度高い。2番人気は[2-3-0-5]で5連対、3番人気は[1-1-4-4]で2連対。毎年3頭前後が人気になるが、過去10年1番人気と2、3番人気の決着はない。1、2番人気と4〜6番人気での決着が7回と多い。馬連は20倍台までが9回とそれほど荒れない。連対馬は全20頭が前走3着以内。前走4着以下は[0-0-0-29]と不振。

エイムアットビップは[2-2-0-0]で未勝利戦とりんどう賞を連勝。未勝利戦は逃げて1分8秒6で2着に6馬身差をつけてレコード勝ち。りんどう賞は途中から先頭に立って2馬身差で楽勝。勝ちタイム1分21秒0は早い。父アグネスデジタルはマイルCSの勝ち馬、母の母カムイイットーはファンドリポポが勝ったシンザン記念で3着。京都外回りで激走の下地はあるか。逃げなくても競馬はできるが、このメンバーならスピードを生かす手だろう。今週から京都芝はA→Bコースに変更される。

エイシンパンサーは前走新潟2歳S4着。スタートが良過ぎて掛かり気味に先頭に立ち、一旦後方に下げ、直線で外に出したが馬群を捌くのに手間取るロス。マリーゴールド賞を取り消した影響というより、内枠がアダになった印象。新馬戦で後方からメンバー最速の33.9秒で弾けたように折り合えば末脚は切れる馬。新馬戦で0.8秒差3着のオディールはりんどう賞でエイムアットビップに0.3秒差の2着だった。平田厩舎&秋山騎手はベッラレイアのコンビ。外回りの直線で弾けるか。

ビーチアイドルは新馬戦とフェニックス賞を勝ち2戦2勝。いかにも仕上がり早の牝馬といった感じの馬で、今回は距離延長とエイムアットビップとの兼ね合いが課題。新種牡馬ファルブラヴ産駒で得体の知れない面がまだ少しある。ドリームローズは新馬戦で最後方から派手な追い込みを決めた。アイスドールの半妹で母ビスクドールはトゥザヴィクトリーの全妹。天皇賞(秋)、JBCクラシックを勝ち、リズムと取り戻した武豊騎手はあと1勝で3000勝。大仕事の後は、怪我、腰、女に注意(笑)。

りんどう賞2着のオディール、カンナS1着&ききょうS3着のルルパンブルー、小倉2歳S3着のマイネレーツェルあたりが人気面で続きそう。オディールはアンカツに乗り替わるが、橋口厩舎の管理馬にアンカツが騎乗するのは5月5日以来、重賞は昨年5月の金鯱賞・ローゼンクロイツ2着以来となる。母キュンティアは2戦目の阪神3歳牝馬Sで2着に激走した。ルルパンブルーの前走3着は折り合いに専念してのもの。福永騎手が競馬を教えた馬。池添騎手が1番人気の福永騎手(エイムアットビップ)を負かすと面白い。

[Home]