セントライト記念
有力馬診断

[7 ]ロックドゥカンブ
新馬戦は2番手から楽に抜け出してミスベロニカとクィーンズマンテを完封。マカオJCTは好位から一旦後ろに下げて、直線で外から差し切り勝ち。重馬場をこなした。ラジオNIKKEI賞は2番手追走から3、4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切った。荒れ馬場は問題なかった。まだ厳しい流れを経験していないが、馬場を問わず、自在性があり、何より競馬が上手い。走る馬独特の雰囲気を持っており、秘めた能力は相当。南半球産馬だが、完成度は低くなく、その点で54キロで出走できるのは有利。距離は未経験だが、折り合いはつくし、重の芝2000mをこなしたようにスタミナもそれなりにある。中山芝2200mは地力が問われ、切れ味はそれほど問われないコース。その点でコースは合うはずだ。休み明け初戦のため、余裕残しの仕上げだが、それでも実力的に勝ち負けになる。柴山騎手は回ってきたチャンスを生かすか。

[6+]ゴールデンダリア
春はローテーションが厳しく加減しながらの調教だったが、リフレッシュして調整は順調に進んでいる。最終調教は切れのあるフットワークで動きは良かった。馬体は春より実の入りが良くなり少し成長した印象。春はソエに悩まされたが、今は解消されたようだ。気のいいタイプで重めが残っていない限り、久々でも力は出せそう。相手なりに走る堅実なタイプで末脚の切れ味もある。春の時点ではロックドゥカンブより切れる脚があったので、道中ロックドゥカンブをマークしながら最後の直線で少しだけ交わすようなレースができれば面白い。二ノ宮厩舎、春にソエに悩まされ、ダービーひと桁着順というのは、セントライト記念と菊花賞で2着したホオキパウェーブと同じ。激変の可能性はある。

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