フラワーC
レース展望

3歳牝馬による混合重賞。ここ3年の勝ち馬はダンスインザムード、シーザリオ、キストゥヘヴンで本番に直結している。過去10年で1番人気は[5-2-2-1]で7連対。前走勝ち馬は[4-1-1-0]と信頼度が高い。2番人気は[2-2-1-5]で4連対、3番人気は[1-2-1-6]で3連対。馬連は7回が10倍台までに収まっており堅い決着が多い。連対馬20頭のうち15頭に芝1600m以上で連対があった。中山芝1600M以上で勝ち星のある馬に注意したい。今年の牝馬クラシックはウオッカ、アストンマーチャン、ダイワスカーレットの3強ムード。この3頭の牙城を崩せる馬がいるのかどうか注目したい。

ベッラレイアはクイーンCとアーリントCを除外され、芝2200mのすみれSに出走し3着に敗れた。内を通った馬が有利な馬場、スローの上がり勝負で後方から外を回って追い上げたが届かなかった。上がり3Fはメンバー2位の34.0秒。キャリア一戦の牝馬が一気の距離延長でこれだけ走れば上々だが、新馬勝ちが鮮やかだっただけに少し物足りない感もあった。馬体が10キロ減っていたが、その影響が微妙にあったのかもしれない。今回も抽選での出走で前走馬体が減っていただけに調整が難しい。まずは木曜の抽選に注目。相馬眼的に化ける可能性を持った馬。

イクスキューズはフラワーCで初重賞制覇。外枠スタートから掛かり気味に前に行ったが、途中で内ラチ沿いにつけると折り合いがついた。直線では追い出すを待つ余裕があり、最後はカタマチボタンを1馬身半突き放した。これまで折り合いに苦労していたが、北村騎手が稽古で馬を前に置いて教えてきた効果が出たようだ。まだ折り合いに危うい面は残っているが、内枠を引いて馬を前に置ければクリアできそう。外枠でも前走のように早めに内に入れてしまえば何とかなりそうな感はある。新馬戦圧勝、札幌2歳S3着の実績から距離は守備範囲。

イクスキューズ以外で抽選なしで出走できる馬はマイネルーチェ、ホットファッション、ディーズメンフィス、ショウナンタレト、クラウンプリンセス。マイネルーチェは前走京成杯7着。京成杯組はその後活躍しており、牝馬限定戦に戻れば実力的に侮れない。ホットファッション、ディーズメンフィスは近走不振。ショウナンタレントは中山芝コースで1、2、1着で芝1800mは未勝利戦で勝っている。菜の花賞ではイクスキューズを完封。一発の可能性を秘めている。クラウンプリンセスは前走大幅馬体減。距離はこなすので、馬体が戻って調子が上向いていれば。抽選組にも魅力のある馬がいる。紛れの多い中山芝1800m。馬券はひと捻り必要か。

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