オーシャンS
レース展望

高松宮記念の前哨戦。昨年重賞に昇格した。オープン特別時代を含む過去7年で1番人気は[2-2-2-1]で4連対。前走重賞連対馬[0-0-2-0]に対し、前走重賞4着以下と前走重賞以外は[2-2-0-1]で連対率80%。昨年はCBC賞の勝ち馬シンボリグランが3着に敗れた。2番人気は[0-1-1-5]で2連対、3番人気は[1-1-1-4]で2連対。馬連は10倍以下はなく、10倍台が3回、70〜80倍台が3回、万馬券が1回と荒れている。昨年は14-6番人気で馬連879倍の大波乱。雨で馬場が渋ると追い込み馬が突っ込んでくる傾向があるので注意。中山芝1200mで勝ち星のある馬が活躍している。

アンバージャックは未勝利から4連勝で京阪杯を制覇。前走のシルクロードSは中団から伸び切れず4着に敗れたが休み明けだった。今回は別定戦で斤量が有利になり、横山典騎手への鞍上強化。中山芝1200mは1000万条件の袖ヶ浦特別を勝っている。叩き2戦目で調子が上向き、かつ極端な高速決着にならなれば。アイルラヴァゲインはサンライズSをトップハンデ58.5キロを背負って2馬身半差で楽勝。地力の違いを見せつける強い勝ち方だった。中山芝1200mは[2-0-1-1]の得意コース。昨年のオーシャンSは2番手から粘って4着。最後の直線で昨年以上に踏ん張りが利くかどうかが鍵になる。

タマモホットプレイは淀短距離S1着、シルクロードS2着。京都芝1200mでは[2-2-1-1]と安定している。中山芝1200mはスプリンターズSで8、6、15着。G3なら通用しそうだが、直線の急坂が末脚の切れにどう影響するか。使い込んでいるので状態面に注意。ビーナスラインは函館スプリントS1着、キーンランドC3着、シルクロードS3着とスプリントG3で通用している。夏場に走るタイプだが、今年は暖冬のせいか、前走調教の動きが一変した。中山芝1200mは[0-0-2-2]で3着止まりだが、実力はこのメンバーに入っても見劣らない。前につけると終いが甘くなので、秋山騎手が一発狙いの騎乗をすれば面白そう。

ネイティヴハートは昨年の勝ち馬。スワンS以来のレースとなるが、これは昨年と同じステップ。明け9歳になったが、昨年は馬体の張りが目立っていた。先週の中山記念と阪急杯は8歳馬が優勝。9歳馬と馬鹿にはできない。スピニングノアールは2連勝で臨んだシルクロードSは11着に惨敗。馬体8キロ増と大外を回ったことが応えたのだろう。中山芝1200mは[3-0-2-1]の得意コース。馬体が絞れていれば見直せる。鞍上は蛯名騎手。サチノスイーティーは小柄な牝馬だが、ガーネットS5着、シルクロードS5着と重賞で善戦している。極端に時計が速くならなければ、前走以上があって驚けない。雨で馬場が渋ると有利になる。

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