朝日CC
レース展望

秋開催最初の重賞競走。今年は阪神が改修工事のため中京で行われる。過去10年で1番人気は[5-1-3-1]で6連対。前走1着なら[3-1-0-0]と信頼度高い。2番人気は[2-2-0-6]で4連対だが、3番人気は[0-1-1-8]で1連対と不振。連対馬20頭のうち16頭が5番人気以内で馬連は10倍台までが7回と堅く収まることが多い。夏の小倉で好走した馬が活躍しており、小倉記念最先着馬は[1-3-1-5]で連対率40%。1、2番人気では[2-2-0-2]で連対率67%。今年の最先着は5着のコンゴウリキシオー。中京は開幕週で馬場は絶好の状態。逃げ先行馬の前残りに注意したい。

コンゴウリキシオーは金鯱賞1着、七夕賞2着、小倉記念5着と芝2000mのローカル重賞を使われてきた。金鯱賞を楽勝したことで七夕賞と小倉記念はマークが厳しくなり、踏ん張り切れなかった。今回は金鯱賞と同じコースでまたマークが厳しくならないか。斤量はここ2走より0.5キロ重い58キロだが、開幕週の馬場はプラスに働きそう。エリモハリアーは函館記念を連覇し、札幌記念は5着。サマー2000シリーズの優勝は逃したが、連闘で新潟記念を使うのはリスクがある。今回は初めての59キロと開幕週の馬場が課題。金鯱賞は休み明けだったが、同斤のコンゴウリキシオーに完敗。今回は福永騎手が騎乗する。

スズカフェニックスは500万条件と1000万条件を連勝して臨んだ札幌日刊スポーツ杯は3着。メンバー最速の33.4秒で上がったが、直線で捌くのに苦労したぶん届かなかった。今回は格上挑戦でしかもオープンが初めてとなるが、これまで見せたパフォーマンスから通用する下地はありそう。鞍上は武豊騎手。ツルマルヨカニセは小倉日経オープンを逃げ切り勝ち。ベストの小倉芝1800mで復活した。今回は左回りの中京コースが課題になる。ブラックタイドは前走小倉日経オープン3着。直線で伸び切れなかったが、復調気配は見せた。ディープインパクトの全兄。叩き3戦目でそろそろ復活があっても何ら驚けない。

関屋記念をひと叩きされたケイアイガード、小倉大賞典1着以来となるメジロマイヤーあたりが人気面で続きそう。ケイアイガードは神戸新聞杯2着があるように芝2000mも守備範囲。中京では白百合Sを3馬身半差で楽勝している。前走急ピッチに仕上げたが、一度使ってどこまで上向いているか。メジロマイヤーは休み明けだが、乗り込まれている。コンゴウリキシオーとの兼ね合いが鍵になりそうだが、中京得意な秋山騎手がどう乗るか。最近5年の朝日CCの勝ち馬はみな朝日CCが初重賞制覇だった。これもひとつのヒントになる。今週も相馬眼的に評価できる馬で攻める。

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