札幌記念
レース展望

夏競馬唯一のG2競走。過去10年で1番人気は[5-1-2-2]で6連対、2番人気は[3-4-0-3]で7連対。大波乱になった昨年を除くと1、2番人気のどちらかが必ず連対している。最近は2番人気のカチャクが目立つ。3番人気は[0-0-3-7]と連対なく不振。馬連は6回が10倍台までに収まっているが、最近4年は159.8倍、1.8倍、3.6倍、310.7倍とガチガチの本命か万馬券の極端な結果。今年も人気薄の激走に注意したい。過去10年で武豊騎手は[5-1-0-0]で連対率100%で1番人気では[4-0-0-0]のパーフェクト。今年はアドマイヤムーンに騎乗する。

マチカネキララは芝2000m[5-0-0-1]で休み明けのエイプリルSではコンゴウリキシオーを負かしている。コンゴウリキシオーも休み明けだったが、その後、金鯱賞を勝ち、七夕賞で2着したことでエイプリルSの価値は高まったのではないか。ここ2戦は3着に敗れたが、距離が1800mでオーストラリアTは大幅馬体減、エプソムCは重馬場&1枠1番とそれなりの敗因はある。G2でメンバーは揃ったが、秋のG1戦線出走に向けて結果が欲しいところ。横山典騎手&藤沢和厩舎は、05年にコンビを復活してから重賞で[0-1-3-6]で1連対のみ。8頭が3番人気以内だった。

アドマイヤムーンは共同通信杯、弥生賞で強い勝ち方をしたが、皐月賞は6着、ダービーは7着に敗れた。皐月賞とダービーの敗戦はどう評価すべきなのだろう。今回は初めての古馬挑戦になるが、03年のサクラプレジンデントは皐月賞2着、ダービー7着をステップに制している。札幌2歳Sの勝ち馬、クラシックで人気、ダービー7着、武豊騎乗、差し追い込みタイプとサクラプレジンデントとアドマイヤムーンは共通点が多い。武豊騎手は03年と同じように外から豪快に捲る競馬か。ただサクラプレジンデントのときは9頭立てだったが、今年は16頭のフルゲート。そことG1実績が違う。

エリモハリアーは函館記念を連覇。激しいレースになったが、力で捻じ伏せる強い内容だった。昨年の札幌記念は6着に敗れたが、今年はこれが4戦目で昨年とはローテーションと充実ぶりが違う。奥手の血が目覚めた今なら馬券圏内に突入しても何ら驚けない。マヤノライジンは休み明けで初重賞挑戦となった函館記念で3着に入った。今回はさらにメンバーは強くなるが、ひと叩きされた上積みと距離経験で対応できないか。函館2歳Sは◎ニシノチャーミー、クイーンSは◎デアリングハートで高配当を高確信度で的中。札幌記念も穴馬がいる。今週も相馬眼で攻める。

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