目黒記念
レース展望

東京芝2500mで行われるハンデ重賞。過去10年で1番人気は[2-2-1-5]で4連対。1番人気は単勝3倍以下で重賞勝ちまたはG1連対があると[1-2-0-1]だが、単勝3倍以上だと[1-0-1-3]と不振。今年1番人気になりそうなアイポッパーは04年の目黒記念(藤田騎手)で単勝4.5倍の1番人気になり5着に敗れている。2番人気は[2-2-0-6]、3番人気は[2-2-2-4]で各4連対。連対馬20頭のうち17頭に東京芝で連対があったように東京実績は重要。トップハンデは[2-2-2-6]で1番人気は[2-2-1-2]だが、3番人気以下は[0-0-1-4]と不振。今年のトップハンデは57.5キロのアイッパーとホオキパウェーブ。

アイポッパーは天皇賞(春)4着。最後の直線で伸びてきたが、3、4コーナーで少しごちゃついてスパートが遅れたことで脚を余した。まともなら3着はあったか。今回は叩き3戦目で武豊騎手。04年の目黒記念(稍重)は5着に敗れたが、そのときよりかなり力をつけている。あとは週末の天気が気になるところ。ホオキパウェーブは昨年のオールカマーで復活したが、その後は不振が続いている。調教でもパドックでもテンションが高いので、そこがクリアされればもっと走れるはずだが・・・。今回は叩き3戦目で内田博騎手。初めての騎手だとまじめに走る傾向があるのでそこに期待か。

トウカイトリックは天皇賞(春)9着。上がりの極端に早い馬場は合わないが、それで9着なら悪くない。今回は阪神大賞典で2着したときと同じ56キロ。ずっと使われているので疲れが心配だが、月一走は守られている。雨で馬場が渋れば有利になる。トウショウナイトは2月に復帰後5、6、6、4着と善戦止まり。昨年は京都記念と日経賞で2着に好走し、天皇賞(春)ではアイポッパーとハナ差の4着に入った。重賞未勝利で57キロは少し見込まれたが、メンバー的に仕方ないところ。今回が復帰5戦目。馬が走りに前向きさが出て、最後のひと踏ん張りが利けば。東京で乗れている藤田騎手は魅力。

着実に力をつけてきたアドマイヤモナーク、長丁場得意で渋った馬場も苦にしないサザンツイスター、3連勝中の上がり馬で角居厩舎らしい馬体を持つポップロック、東京で2連勝し連闘で臨んできたグレートボヤージュ、ダイヤモンドSを50キロの軽ハンデで2着したメジロトンキニーズあたり。相手関係、ハンデ、コース&距離、今の調子などから総合的に判断したい。あとは大穴でトリリオンカットはどうか。過去10年の目黒記念で柴田善騎手は4勝、音無厩舎は2勝。04年の玄海特別(小倉芝2000m)ではオペラシチー(昨年の目黒記念勝ち馬)より3キロ重い57キロを背負ってクビ差の2着。東京では重馬場の駒草賞で2着がある。

[Home]