フラワーC
レース展望

3歳牝馬による混合重賞。ここ2年の勝ち馬はダンスインザムード、シーザリオと大物を出している。過去10年で1番人気は[5-2-2-1]で7連対。前走勝っている馬は[4-1-1-0]と信頼度高い。2番人気は[3-2-1-4]で5連対、3番人気は[1-2-1-6]で3連対。馬連は8回が10倍台までの決着で堅く収まることが多い。連対馬20頭のうち15頭に1600m以上で連対があり、最近は1800m以上で連対のある馬が好成績。サンデー産駒は[1-0-2-21]で連対したのは一昨年のダンスインザムードのみ。人気になったサンデー産駒が不振に終わることが多いので注意。

フサイチパンドラは京都芝1800mの新馬戦を強い内容で勝った馬。前走のきんせんか賞を逃げ切ってようやく2勝目を挙げた。サンデー産駒の良血馬で能力はあるが、レースに行って脆い面がある。前走から現時点では前に行った方が良さそう。距離延長は問題ないので、力を出し切れるかどうかだろう。サンデー産駒不振のデータを破るか。アイスドールは前走クイーンC5着。直線でごちゃついて苦し紛れに内を突いたのと前が残る展開が堪えた印象。馬体はもう少し成長して欲しかったが、前走がこの馬の力ではないだろう。叩き2戦目で変わる余地はある。今回は福永騎手に乗り替わる予定。

抽選組ではルビーレジェンド、ハネダテンシ、ブルーメンブラット、オリオンオンサイトあたりが人気になりそう。ルビーレジェンドはクイーンCで8着に敗れたが、直線で前が詰まり全く力を出していない。本来はもっと前につけて流れる乗れる馬。今回は後藤騎手に戻るので、変わり身が見込めそう。ハネダテンシはクイーンCで大外から追い込んで7着。メンバー最速タイの34.4秒で上がったが、前残りの展開で届かなかった。2走前の葉牡丹賞では牡馬相手に善戦。器用さがないのは気になるが、上がりがかかるという点で中山コースはそんなに悪い条件ではない。

ブルーメンブラットはダートで勝ち上がったが、京都芝1600mの新馬戦で2着しており芝もこなす。半兄にダート短距離で活躍しているジョイフルハート。父がアドマイヤベガに変わって距離の融通性が出た印象。馬主キャロットファーム、生産ノーザンファームというのは昨年のシーザリオと同じ。オリオンオンサイトは水仙賞で牡馬相手に2着。勝ったエイシンテンリューには5馬身差をつけられたが、キャリア1戦で2着したことは評価できる。鞍上は今年重賞2勝の川田騎手。あとは東京芝1800m勝ちがあるブローオブサンダー。菜の花賞は外々を回る競馬で惨敗したが、パドックでは馬体が目立っていた。ここで化けるかもしれない。

2006/03/15

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