オーシャンS
レース展望

今年から阪急杯が1400mに変更されたことで高松宮記念の前哨戦として重賞に昇格。芝1200mのオープン特別で行われた過去6年で1番人気は[2-2-1-1]で4連対。昨年5着に敗れたナイキアヘッドを除き3着以内を確保。02年に1番人気で勝ったショウナンカンプは高松宮記念を制している。2番人気は[0-1-1-4]、3番人気は[1-1-1-3]。馬連は10倍台が3回、70〜80倍台が3回で両極端。ある程度前につけた馬が穴をあけている。今年は重賞に昇格し、例年よりレベルの高いメンバーが揃った。スプリント路線はG1馬が引退して混戦模様。高松宮記念に向けて好レースを期待したい。

シンボリグランは2走前のオーロC勝ちがスピードの絶対値の違いを感じさせたが、斤量が3キロ増えたCBC賞で初重賞制覇を飾った。芝1200mは[2-1-1-0]で中山芝1200mは桜草特別でナチュラルメイクに勝っている。このレースを目標に乗り込まれて坂路で好時計を連発しており、最終調教の49.0秒はこの日の1番時計。上手く仕上がったか。前走よりさらに2キロ重い58キロを背負うのが課題だろう。今回はデムーロ騎手が騎乗する予定。本番と同じコースを勝っているだけにここを勝つようならさらに楽しみは広がる。畠山厩舎はシルクロードS2着のマイネルアルビオンと2頭出し。ワンツーを狙っている。

マルカキセキはアンドロメダSを勝った後、CBC賞5着、淀短距離S5着。両レースとも敗因ははっきりしているので、そう悲観することはないが、ずっと使われているので状態面がどうなのか。最近は馬体が重いせいか、少しズブくなっている。スプリンターズSで自分からサイレントウィットネスを負かしに行って4着に踏ん張ったのはダテではないが・・・。最終調教で色々な面を払拭できれば。アイルラヴァゲインはシルクロードS3着。芝1200mは[1-0-3-0]で3着を確保しているが、詰めが甘く勝ち切れない。唯一勝ったのが中山芝1200mのクリスマスローズS。横山典騎手の腕に期待したくなる。

あとはシルクロードS2着のマイネルアルビオン、同4着のコパノフウジン、このコースでクリスタルCを勝っているディープサマーあたりが人気面で続きそう。こうしてみると有力馬はほとんどが4歳馬。スプリント路線は世代交代が早いようだ。先週の中山は開幕週とは思えない馬場だったが、例によって荒れた内を通った馬が好走していた。スピード勝負になる芝1200mも内を通った馬が有利なのか、それとも・・・。先週、雨の中で行われたので馬場の荒れ具合が気になるところ。荒れ馬場をこなし57キロで出走できるギャラントアロー、雨が降れば重得意なエイシンヘーベにもチャンスがありそうだ。

2006/03/01

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