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京王杯SC
レース展望

安田記念の前哨戦。過去10年で1番人気は[3-1-1-5]で4連対。97〜99年はタイキブリザード、タイキシャトル、グラスワンダーが勝ったが、その後5年は連対がなく不振傾向。2番人気は3連対、3番人気は連対ゼロで人気馬の信頼度は低い。馬連は10倍以下はなく、30倍以上が3回、万馬券が3回と荒れている。東西別では関東馬13連対、関西馬5連対。連対した関東馬は12頭が5番人気以内だが、関西馬は5頭全てが6番人気以下。5番人気以内の関西馬は[0-0-0-20]と不振。

人気になるのはテレグノシス、ダンスインザムード、アドマイヤマックス、プレシャスカフェ。テレグノシスは東京巧者。京王杯SCは一昨年1着、昨年2着と後方から追い込んで好走している。昨年と同じ58キロで今年はマイラーズCでひと叩きされた。追い込みタイプなので展開に左右される面はあるが、東京向きの末脚は大きな武器。昨年よりメンバーは強力だが、自慢の末脚を爆発させればそこそこやれそう。マイルCSで負けたダンスインザムードとは斤量が1キロ詰まる。

ダンスインザムードは香港C以来で仕上がりが鍵になりそうだが、馬は気性的に久々を苦にしないタイプ。秋華賞前のように調教で動き過ぎると良くないが、そこは厩舎がケアしているはず。春の3歳クラシックに馬を送り込めなかった藤沢和厩舎。力の入るレースで鞍上にデザーモ騎手。初の芝1400mだが、スピードはあるし広い東京コースならこなせそう。昨年の秋天2着とマイルCS2着で能力は証明済み。4歳春を迎え、どこまで成長したか楽しみ。

アドマイヤマックスは高松宮記念で初G1制覇。ユタカマジックもあったが、大外から突き抜けるのは馬に力がないとできない芸当。今回は[2-1-0-0]の東京コース。本番前の一戦で59キロというのが気になるが、陣営がやる気なら上位争いか。プレシャスカフェは高松宮記念3着。出遅れて直線は狭い内を突いた蛯名騎手。厩舎共々巻き返しに必死だろう。距離が1400mになるが、1200mと同じ爆発力のある末脚を繰り出せれば。エビナスペシャルが炸裂しないことが条件。

あとは昨年の覇者ウインライディウス、マイラーズCで3着に追い込んだアサクサデンエン、谷川岳Sを勝ったフジサイレンスあたりが続きそう。芝1400mで3戦3勝のタマモホットプレイ、東京芝で[3-2-2-0]のオレハマッテルゼなどの伏兵も数多い。先週のNHKマイルCは好位につけた牝馬2頭で決着したが、どちらも上がり3Fは33秒台だった。今回も展開がひとつのポイントになりそうだ。レースで何が問われるのかを読み切りたい。ただし一頭だけ次元の違う馬がいることを付け加えておく。

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