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ダービー卿CT
レース展望

中山マイルG3。02年からハンデ戦に変更された。1600mで行われた過去9年で1番人気は[1-1-3-4]で2連対。99年以降はシンコウスプレンダ3着、タイキブライドル3着、シンコウエドワード7着、トラストファイヤー10着、テレグノシス6着、ウインラディウス3着と連対なし。東京コース向きの馬が不振に終わるケースが目立つ。ハンデ戦で行われた過去3年の馬連配当は20.2倍、110.7倍、60.8倍と波乱傾向。連対した6頭は全て54キロ以下の軽量馬だった。人気薄軽量馬の激走に注意したい。

ハンデ戦で人気は割れそうだが、人気になるのはダイワエルシエーロ、ダイワメジャー、マイネルソロモンか。ダイワエルシエーロは55.5キロ。牝馬なので実質はトップハンデ。牡馬相手にこの斤量は楽ではないが、京阪杯を楽勝したようにG3なら通用する地力はある。坂路調教はかなり動くが、坂のあるコースだとどうもピリッとしない。中山の急坂の克服が課題か。稍重のオークスを勝ったように渋った馬場はある程度こなす。福永騎手は今の中山はどう乗ればいいか分かっているが、馬場が渋ると傾向が変わる可能性もある。

ダイワメジャーはノドの手術明け。調教は動いているが、実戦でどうなのか。昨秋のオールカマーと天皇賞(秋)で苦しくなって惨敗したことを馬が覚えていると加減して走ることはないのだろうか。休み明けでテンションが上がらないかという不安もある。当日の気配は要チェックだろう。中山マイルは新馬戦2着が好内容でコースの適性はある。皐月賞を早め先頭から押し切ったように地力はあるので、全てをクリアするようなら。鞍上は今年の重賞で[0-1-1-16]で連対率5.6%の柴田善騎手。

マイネルソロモンはマイルCS以来となるが、ビッグレッドファームでコスモバルクと一緒に調教されていたようだ。気性的に久々は苦にしないタイプで過去の休み明け2戦は富士S3着、ダービー卿CT2着と結果を出している。飛びが大きいので、雨で馬場が悪化すると微妙なところもあるが、雨で少し渋っていたスワンS(発表は良馬場)では2着に入った。パワーはあるので、足掛りが良ければこなせる。中山マイルは[2-1-1-0]の得意コース。鞍上は今週から復帰する後藤騎手。[3-1-1-0]と相性はいい。

あとは2走目にニューイヤーSを勝ったミッドタウン、オープン入りしてすぐ2着と結果を出したフジサイレンス、前走仁川Sで1番人気に支持されたジンクライシスあたりが人気になりそう。今年は斤量を背負った馬が上位人気を形成しそうだ。最近の傾向から軽ハンデ馬にも注意したい。最終調教で激走のシグナルを出していた馬が一頭いる。その馬を狙ってみたい。ただ日曜は雨が降りそうだし、馬場状態や枠順にも左右されそう。各馬の能力、コース適性、重の巧拙から総合的に判断する必要がある。

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