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阪神大賞典
レース展望

天皇賞(春)の前哨戦。過去10年で1番人気は[8-2-0-0]、2番人気は[2-6-0-2]で8年が1、2番人気での決着。馬連は9回が10倍以下の決着でほとんど荒れない。最近3年は1、2番人気での決着で馬連は2.0倍、3.8倍、1.5倍という堅さ。データ的に馬券は絞らないと話にならないが、メンバーのレベルが低ければ01年のように荒れるので注意したい。菊花賞など長距離重賞で好走経験のある馬が活躍している。

人気になるのはアイポッパー、サクラセンチュリー、リンカーンの3頭。アイポッパーは昨年も天皇賞(春)を目指していたが、順調さを欠いて断念。今年は古都Sと万葉Sを連勝し、勢いに乗って参戦してきた。重賞は昨年の目黒記念5着以来2戦目。過去10年で重賞連対のない馬が連対したことはないが、今年はG1馬がいないメンバー。サクラセンチュリーとリンカーンが58キロに対し、57キロで出走できるのも有利だろう。今週から復帰する藤田騎手。どんな騎乗を見せてくれるか。

サクラセンチュリーは鳴尾記念、日経新春杯を連勝。3歳時から相馬眼的に注目してきた馬が、ようやく本格化してきた。これまでは体質が弱く使い込めなかったが、最近は順調に使われ調教でも動いている。今回は距離と58キロが課題だが、阪神は現在4連勝中の得意コース。今回は佐藤哲騎手が騎乗停止のため、武幸騎手が手綱を取る。リンカーンは昨年の覇者。菊花賞2着、有馬記念2着と今回のメンバーでG1連対があるのはこの馬のみ。格は上だが、今回は長期休み明け。やはり仕上がりがポイントだろう。鞍上はテン乗りの福永騎手。

あとはダイヤモンドSを勝ったウイングランツ、同2着のハイフレンドトライあたりが続きそう。昨秋から3000mを超える重賞は菊花賞がデルタブルース、ステイヤーズSがダイタクバートラム、ダイヤモンドSがウイングランツと全てダンスインザダーク産駒が制している。今回該当するのはウイングクランツ。前走はハンデ51キロだったが、今回は別定の57キロ。そのあたりがどうかだが、既に栗東入りして調整しているように陣営はやる気満々。鞍上は阪神が初めてとなる松岡騎手。藤田騎手を脅かすような大胆な騎乗を期待したい。

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