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中山牝馬S
レース回顧

ウイングレットは前半5F62.3秒のスローペースの2番手を進み、直線できっちり抜け出してレースを制した。好スタートから2番手につけてじっと我慢できたように競馬センスの良さが感じられた。展開が見方した感もあるが、こういう競馬ができるのは強みだろう。これで中山芝1800mは2戦2勝。距離は1800mが一番良さそうだ。パドックでは馬体の作り、仕上がりの良さが目立っていた。目が真ん丸のところは父タイキシャトルとよく似ている。可愛い馬だ。調子のブレの少ないタイプ。牝馬路線を進めばかなり活躍できそうだ。

メイショウオスカルは中団から伸びて2着。内を通った馬が有利な馬場で道中外々を回ったが、最後にしぶとく伸びてきた。このペースと距離ロスを考えるとよく走っている。これで芝1800mは[1-2-2-0]で複勝率100%。小倉で未勝利勝ちしたときは強かったし、この馬も1800mが合うのだろう。もう少し馬体に実が入ってきて欲しいが、最近は坂路で好時計を出しているように徐々に良くなっている。福島牝馬Sに出走したら少し注目したい。

チアフルスマイルは内々の中団を進み、直線で馬群を割って伸びてきたが3着止まり。最後は前が詰まって脚を余した印象。内を突いたので仕方ないが、惜しい内容だった。中山1800mでガリガリやり合う競馬は合わないが、スローペースで切れ味を生かせたのが良かったのだろう。小さい馬だが、相馬眼的に評価できる馬で今後も重賞戦線でやっていけそう。秋はスワンSに出走できれば面白そうだ。それまでに賞金を加算したい。

マイネヌーヴェルは中団の後ろから差してきたが5着が精一杯。スローペースを意識して横山典騎手がいつもより前につけたが、それでも届かなかった。前につけたぶんいつもほど切れなかったが、馬体がプラス12キロでパドックで少し腹回りが太く映ったことも影響しているのだろう。展開に左右される馬だが、右回りの1800mから2000mでは注意したい。

レクレドールは最後方からメンバー最速の34.3秒で追い込んできたが8着止まり。最後は大外から伸びてきたが、このペースではさすがに苦しかった。輸送しても馬体は6キロ増えていたし、昨年秋のように細く見えることもなかった。ひと叩きされた次走は良くなってきそうだ。これから馬体に実が入ってくれば化けるかもしれない。ステイゴールドの全妹。末長い活躍を期待したい。

ジョリーダンスは3番手を進んだが、直線入り口で一杯になり12着。スローペースで道中掛かり気味だったことが影響したようだ。パドックでは馬体の作り、気配が目立っていたので、次走は一変がありそう。まだ条件馬だが、能力は重賞級のものがあるので、厩舎の育て方次第で大化けするかもしれない。注目していきたい。

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