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中山牝馬S
レース展望

牝馬限定のハンデ重賞。過去10年で1番人気は[1-2-2-5]で3連対、2番人気は[0-2-1-7]で2連対と人気馬は不振傾向。1、2番人気での決着は1回もない。馬連は50倍以上が3回、万馬券が2回と大荒れ。紛れのある中山内回りで行われるハンデ戦。これくらい荒れて当然か。連対馬20頭のうち前走連対していた馬は5頭のみ。前走負けた馬が巻き返すことで波乱になる。重賞連対経験のある人気薄と52キロ以下の軽量馬が穴をあけている。

人気になるのはウイングレット、ヘヴンリーロマンス、レクレドール、マイネヌーヴェル、オースミコスモあたり。現時点ではヤマニンアラバスタは除外対象。ウイングレットは前走京都牝馬S2着。スローの上がり勝負で33.4秒にまとめたが、アズマサンダースの切れ味に勝てなかった。2走前に今回と同じコースのターコイズSを勝っており、脚質的に見てもコース適性は十分ある。前走から2キロ増だが、55キロはターコイズSを勝ったときと同じ斤量。脚質的に紛れは少ないので、乱ペースにならなければ好勝負できそうだ。

ヘヴンリーロマンスはフェブラリーSに挑戦して11着。長距離輸送が響いたのか馬体が16キロ減っていた。今回は中2週で再度長距離輸送。タフなタイプだが、馬体の維持が課題になる。芝1800mは[2-2-0-1]で連対率80%。器用さがないので、内回りの中山をどう乗り切るか。レクレドールは休み明けだが仕上がりは早そうなタイプ。2月から乗り込まれて1週前は栗DWで強めに追われている。ローズSでスイープトウショウを差し切った末脚は威力抜群。ただコース的に少し展開の助けが欲しい。鞍上はデムーロ騎手。

マイネヌーヴェルは中山芝でこれまで6戦して[3-1-2-0]で復調率100%。フラワーC1着、中山金杯2着と重賞で好走歴がある。今の馬場もマッチするので、あとは展開が見方すればといったところ。今回はオークス以来となる横山典騎手とのコンビが復活する。オースミコスモは昨年の覇者で今年は1キロ増の56キロ。昨年夏以降の成績はパッとしないが、力はあるだけに侮れない。昨年のような流れなら地力を発揮しそうだが、今年は切れる馬がいる。タイミング良く抜け出せれば。

あとは重賞実績があるチアズメッセージ、充実してきたブライアンズレターなどもいて、かなり混戦模様。最近の中山牝馬Sは流れが速くなって差し追い込みが決まる傾向だが、今年はどんな流れになるのだろう。展開の読みがひとつのポイントになりそうだ。穴で注目したいのは・・・・・・ secret ・・・・・・。もちろん相馬眼的な裏づけもある。

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