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小倉大賞典
レース展望

ローカルのハンデ重賞。過去10年で1番人気は[2-0-2-6]。勝ったのは95年のメイショウレグナムと中京で行われた98年のサイレンススズカだが、ともに武豊騎手が手綱を取っていた。武豊騎手はこのレースで1番人気だと[2-0-2-0]で全て3着以内を確保。1番人気は年齢、性別、斤量に関わらず不振だが、武豊騎手だと違うというところがミソか。過去10年で馬連10倍以下は1回のみ。50倍以上が4回、万馬券が1回と荒れている。本命狙いは妙味がない。

1番人気はメイショウカイドウ、これにエイシンチャンプ、セフティーエンペラ、マヤノシャドーあたりが続きそう。メイショウカイドウはキャピタルS7着、ディセンバーS8着と全く見せ場なく惨敗した。柴田善騎手が人気の関西馬に騎乗すると惨敗が多いが、それだけで片付けていいのかどうか。元々夏場に調子を上げるタイプで冬場は馬体が絞り切れないのかもしれない。今回は[4-1-1-1]の小倉芝1800m。この馬で[2-4-1-1]の武豊騎手ならトップハンデ57.5キロも克服か。

エイシンチャンプは鳴尾記念3着、中山金杯4着と一時期の不振を脱して徐々に復調してきている。調教の動き、気配も変わってきたし、そろそろ復活があっても驚けない。ただそれほど決め手がないので勝ち切るまではどうか。昨年の小倉大賞典は後方から差して6着。前に行くつもりだったが、ルメール騎手の指示に馬が反応しなかったようだ。今年も鞍上はルメール騎手。直線で各馬横一線の叩き合いで我慢比べになればチャンスがありそうだ。

セフティーエンペラは福島記念で初重賞制覇。夏の函館と札幌で4連勝してきた実績はやはり伊達ではなかった。そのときの本田騎手の負ける気がしないというコメントが実に印象的。輸送するとイレ込むので滞在競馬が合うタイプ。今回はベストのローカル芝1800m。福島記念のときより1キロ重い55キロだが、重賞を勝っているのに別定斤量より2キロ減というのは有利。あとは間隔が空いたので仕上がりだろう。

マヤノシャドーは距離短縮で折り合いがつくようになり1400mで2勝してきた。以前は馬体が細く非力な感じだったが、最近は馬体に実が入り見栄えがするようになったし、パドックを見ても馬の気合面が充実してきた印象。正直なところここまで充実してくるとは思わなかったが、こういう馬と決めつけたら駄目ということなのだろう。今回は距離が延びるが、小倉芝1800mは03年夏に3連勝したコース。重賞でメンバーは強化されるが、今の充実ぶりで54キロならそこそこやれそうだ。

あとは小倉芝コースで3戦3連対のエーティーダイオー、中山金杯で3着したキーボランチあたりが続きそう。穴っぽいところではこのコースで[0-3-2-0]のアイアンリアリティ。雨で馬場が渋った方がいいが、良馬場でもペースが速いと前に行ってしぶとさを発揮するタイプ。ちなみに橋口調教師は宮崎県出身。小倉芝コースは今週から内側に仮柵が設置されBコースに変更される。まずは土曜にどういう競馬をした馬が好走しているかをよくチェックしたい。先々週の小倉で3連単400万馬券が飛び出した。夢馬券も少し買ってみたい。

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