京成杯
レース展望

距離変更後6年で1番人気は[2-0-1-3]で勝った2頭は関西馬。関東馬は葉牡丹賞を勝った2頭が1番人気になったが7着と4着に敗れている。2番人気は[3-2-0-1]で連対率83.3%。関西馬だと[2-2-0-0]。1、2番人気は関西馬なら信頼度は高い。過去6年の連対馬12頭のうち8頭に芝2000mの経験があり、残る4頭には芝1600M以上で2馬身差以上の圧勝または重賞連対があった。データ的にはこのあたりを重視したい。昨年は3着に敗れたキングカメハメハがダービーを制した。今年もパドックに注目。

人気になるのはアドマイヤジャパン、モエレアドミラル、シックスセンス。アドマイヤジャパンは1戦のキャリアで臨んだたんぱ杯2歳Sで後方からメンバー最速の33.5秒の切れ味で3着に突っ込んだ。2着のローゼンクロイツとは半馬身差。早くも切れ味勝負に目処を立てた。馬名のジャパンは馬主の期待の表れ。母は無敗で阪神3歳牝馬Sを制したビワハイジ。半兄のビワワールドも好馬体だったが、弟には大物感がある。鞍上は中山金杯を制した横山典騎手。前走の手応えからここは自信満々か。

モエレアドミラルはホッカイドウ競馬で4戦4勝。前走は北海道2歳優駿を4馬身差で楽勝した。その後、小島太厩舎に転厩し、今回が中央初戦。初芝、初距離、初コースと初モノづくしだが、どんな競馬を見せてくれるか。全姉のシルクプリマドンナはオークス馬。血統的には芝をこなす下地はあるが、問題は初めてということか。シックスセンスは京都2歳S3着、たんぱ杯2歳S4着に敗れたが、上がり3Fはどちらもメンバー最速。デビュー以来、四位騎手が騎乗して競馬を教えているが、そろそろ効果がありそう。このメンバーなら当然圏内だろう。

あとは中山芝2000mの未勝利戦を好時計勝ちしたニューヨークカフェ、葉牡丹賞を勝ったウインクルセイドが人気面で続きそう。ニューヨークカフェはマンハッタンカフェの全弟で小島太厩舎の期待馬。モエレアドミラルの2頭出しで脈があるのはどちらか。ウインクルセイドは前走内々を回ったことが有利に働いた印象。再度内枠を引けばといったところか。あとはテン乗りは気になるが、しぶとい脚があるイブキレボルシオンも展開次第で面白そう。中山は今週もCコース。週末は天気が微妙なので総合的に判断したい。

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