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シンザン記念
レース展望

5冠馬シンザンを記念して創設された3歳マイル重賞。真冬に行われるG3だが、シーキングザパール、フサイチエアデール、タニノギムレットなど春のG1で活躍する輩出しており見逃せないレース。過去10年で1番人気は[6-1-2-1]で連対率70%。最近3年は全て1着と信頼度は高い。キャリア1、2戦の馬が1番人気になると荒れる傾向があるが、今年人気になる馬はキャリアもあるし、マイル経験もある。データ的に見ると堅い決着か。芝1800m経験馬がよく穴をあけるので注意。

人気になりそうなのはペールギュント、ディープサマー、ライラプス、マイネルハーティーの4頭。ペールギュントは朝日杯FSで馬群を捌くのに苦労して3着。内枠を引いたことがアダになったが、末脚はさすがと思わせるものだった。今回はデイリー杯2歳Sを勝った京都芝外回り1600m。広い外回りコースと外が伸びる馬場。極端に遅いペースにならなければ末脚を生かせそうだ。今回から武豊騎手に乗り替わるのも強調材料。相馬眼的にG3より上を目指せる馬。

ディープサマーは朝日杯FS6着。8枠15番スタートでコースロスが大きかったのが影響した感もあるが、直線でガツンとしたものがなかった。パドックを見るとまだ馬体に芯が入り切っていない印象があるので、そこがどこまでクリアされているかだろう。最終調教の動きに注目したい。ペールギュントとマイネルハーティーはいるが、朝日杯FSよりメンバーはかなり楽。当然、この馬も圏内にいる。

ライラプスは阪神JF7着。8枠17番スタートで大きなロスがあった。最後の直線では伸びてきていたので、内枠を引いていれば最低でも掲示板は確保できただろう。母フサイチエアデールは99年の勝ち馬。同じレースで血が騒ぐか。マイネルハーティーは朝日杯FS4着。武豊騎手が一発を狙った騎乗で最後方から突っ込んできた。調教を見ても分かるが、馬が走りに前向きで末脚は確実。今の京都の馬場も合いそうなので、どこまで突っ込んで来れるか。今回はアンカツに乗り替わる。

あとは京都芝1600mの内回りで6馬身差の圧勝があるシルクネクサス、朝日杯FSは大外枠で流れに乗れなかったマルカジークあたりが続きそう。どちらも京都コースで2勝を挙げているように直線が平坦なコースは合う。ただメンバーのレベルを考えると少し展開の助けが欲しい。芝1800m経験馬がよく穴をあけるという点で中京2歳S2着のタガノデンジャラス、百日草特別2着のビッグタイガーにも注意したい。

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