武蔵野S
レース回顧

ピットファイターは好位から直線で抜け出して1着。10ヶ月半の骨折休養明けでしかも重賞初挑戦での勝利。これまで戦ってきた相手やレースぶりからこの相手でもとみていたが、やはり通用した。これでダートは[8-3-0-1]で連対率91.7%。今回はまだ絶好調ではなかったので、次はもっと良くなりそう。ただ陣営はこれでひと息入れて来年のフェブラリーSを目指すようだ。並んだら抜かせない勝負強さのある馬。今後も注目していきたい。

サイレンスボーイは先行して直線で抜群の手応えだったが、追い出されてからそれほど伸びずに2着。前走の直線と同じような感じだった。馬体が絞れて前走より良化していたが、最後のひと押しが足りない。最後はバテているようには見えないので、もう少し早めにスパートした方がいいのかもしれない。次走は叩き3戦目。まだ良くなる余地はある。

ベルモントパティは最後方から追い込んで3着に突っ込んた。勝浦騎手が一発を狙った騎乗が上手く嵌った感じ。雨で脚抜きのいい馬場が得意で稍重以上だと[3-1-1-1]の好成績。ただこのメンバーで別定戦。良くここまで来たというのが正直な印象。今後も雨で馬場が渋ったときは注意したい。

エイシンハンプトンは直線で最内を突いて伸びてきたが4着止まり。休み明けでマイナス14キロ。パドックでは仕上がりは悪くなかったが、本来ならあそこから突き抜ける脚を使える馬。久々が微妙に影響した印象。相馬眼的に高評価できるレベルの馬が未だに重賞未勝利。仕上げ方やレース選択に問題がありそうだ。来年のフェブラリーSに出走して欲しい馬。

メイショウムネノリは中団からしぶとく伸びて5着。ジリジリ伸びてきたが、既に勝負は決していた。古馬相手ではまだ力不足。ただ馬体の作りはいいので、これから力をつけてきそうだ。メンバーのレベルが少し下がれば重賞でもやれる。

エコルプレイスは中団から見せ場なく13着に大敗した。ペリエ騎手が色気を出したのか、控える競馬で全く持ち味を出せなかった。ただ脚抜きのいい馬場でテンが速くなったことも影響しているのだろう。仕上がりは良かったが・・・。

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