京都大賞典
レース展望

天皇賞(秋)とジャパンCへのステップレース。最近は毎日王冠よりこちらの方がレベルが高く、ここで勝ち負けした馬がG1で好走する傾向。過去10年で1番人気は8連対。最近4年は全て1着と信頼度は高い。連対馬20頭のうち19頭が4番人気以内。堅く収まる傾向が強い。スローの切れ味勝負になることがほとんどで勝ち馬の上がりはここ10年連続で33〜34秒台と早い。ある程度前につけて切れる脚を使えるというのが好走馬のイメージ。

今年も頭数は多くなく10頭立てになりそう。人気になるのはゼンノロブロイ、アドマイヤグルーヴ、ダイタクバートラムの3頭。ゼンノロブロイは昨年から崩れないが勝ち切れないレースが続いている。昨年の神戸新聞杯以来勝ち星がなく、今後のG1戦線に出走するためにここは必勝体制か。陣営が毎日王冠ではなく、2400mのこちらを選んだことが吉と出るか。鞍上は岡部騎手。

アドマイヤグルーヴは大阪杯と金鯱賞で牡馬に敵わなかったが、再度牡馬にぶつけてきた。大阪杯はネオユニヴァース、金鯱賞はタップダンスシチーがいたし、その他のメンバーは当時より楽な印象もあるが、どんな競馬を見せるか。本番のエリザベス女王杯が控えているだけに格好をつけたいことだろう。ダイタクバートラムは北九州記念をレコード勝ちし見事に復活した。京都の長距離戦は得意だし、切れる脚もある。ひと息入れたので仕上がりがポイントか。

今回は休み明けの馬が多いので、最終調教の動き、気配をチェックした上でどうなのか総合的に判断したい。先週の札幌2歳Sでは相馬眼的に注目と書いたストーミーカフェが5番人気で激走した。今回も相馬眼的に狙いたい馬がいる。今週はその馬で勝負したい。

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