毎日王冠
レース展望

天皇賞(秋)の前哨戦。過去10年で1番人気は4連対。最近4年は連対がなく不振傾向。2番人気は1連対、3番人気は2連対とひと息だが、4、5番人気は各4連対と活躍している。最近7年の連対馬14頭のうち13頭が5番人気以内。残る1頭は6番人気のロサード。データ的に馬連と馬単が5番人気以内が中心。昨年はファインモーションが断然人気で7着に敗れ、3連複は5-4-3番人気で199.1倍もついた。今年はそこまで人気になる馬がいないが、3連単なら人気馬同士でも高配当が見込めそうだ。

ゼンノロブロイは京都大賞典、バランスオブゲームは天皇賞(秋)に直行することが決定。人気になりそうなのはローエングリン、テレグノシス、ブルーイレヴンの3頭か。ローエングリンは札幌記念で3着と格好をつけた。昨年のマイラーズC以来勝っていないが、東京芝1800mというのは悪くない条件。能力の低下がなければそこそこやれそうだ。鞍上(横山典騎手)が後藤騎手でなければ吉田豊騎手のメジロマントルに競りかけられることもなさそう。重馬場は得意。

テレグノシスは春は京王杯SC、安田記念をともに2着し、東京巧者ぶりを発揮。今回は1800mになるが、スプリングSでタニノギムレットに迫った馬。大きな問題はないだろう。気になるのは距離よりむしろ展開の方か。ブルーイレヴンは金鯱賞でタップダンスシチーに頭差の2着。初めてこの馬のパフォーマンスを見せた。関屋記念は楽なメンバーで勝って当然。今回は四位騎手への乗り替わりがポイントか。この後は天皇賞(秋)ではなくマイルCSに向かうようだ。同馬主のカメがいるだけに仕方なしか・・・。

あとは休み明けの馬が多いので仕上がり次第。最終調教を見た上で判断したい。シェルゲームがどれくらい成長してきたのかも楽しみ。ひとつ付け加えておくと開幕週で前が残りやすいとメディア各社は書いているが、昨年は初日から差し追い込みが決まっていた。馬場は野芝と洋芝との混成ターフで芝丈もほぼ一緒。まずは土曜の競馬を見てどうなのかチェックしたい。

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