ｾﾝﾄｳﾙS展望

ｾﾝﾄｳﾙS
ﾚｰｽ展望

ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞSの前哨戦｡G1のｽﾃｯﾌﾟになったことでﾚﾍﾞﾙが高くなった｡過去4年で1番人気は2､3､1､2着､2番人気は1､2､3､1着と人気になった実績馬が結果を出している｡ただし6番人気の連対が2回あり､それほど堅くはない｡今年も頭数は多くなく12頭立てになりそう｡高松宮記念を勝ったｻﾆﾝｸﾞﾃﾞｰﾙはいるが､例年に比べるとやや物足りないﾒﾝﾊﾞｰ構成｡G1の前哨戦というより､大半がｵｰﾌﾟﾝ特別といった感じ｡ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞSに向けて強い勝ち方をする馬が出てきて欲しいがどうだろう｡

まずはｻﾆﾝｸﾞﾃﾞｰﾙ｡阪神芝1200mは[1-2-0-0]で連対率100%｡昨年の阪急杯は58ｷﾛで2着､今年の阪急杯は57ｷﾛで1着と重賞で結果を出している｡ただし今回は59ｷﾛを背負う｡これまで58ｷﾛ以上だと[0-1-0-6]で1連対のみ｡馬格がないので斤量がﾓﾛに響くのだろう｡今回のﾒﾝﾊﾞｰなら何とかなりそうな気もするが､果たしてどうだろう｡阪急杯で連対したときのように内枠を引いてﾛｽなく立ち回れればといった感じか｡

ｷｰﾝﾗﾝﾄﾞｽﾜﾝは春にG3のｼﾙｸﾛｰﾄﾞSを勝った｡阪神芝1200mは02年のｾﾝﾄｳﾙS6着(0.8秒差)､04年の阪急杯5着(0.3秒差)｡直線に坂のない京都だと終い切れるが､坂のある阪神だとそれほど切れない｡ただ02年は本格化する前だし､阪急杯は稍重だった｡直線に急坂のある中山の白秋S(芝1200m)でﾃﾞｭﾗﾝﾀﾞﾙと際どい勝負をしたように坂をこなせなくはない｡休み明けで仕上がりが鍵だが､仕上がっていれば好勝負できそうだ｡

あとは春にｵｰﾌﾟﾝを2連勝したﾄﾞﾘｰﾑｶﾑｶﾑ､小倉日経ｵｰﾌﾟﾝを勝ったｺﾞｰﾙﾃﾞﾝｷｬｽﾄ､佐世保Sを勝ったﾏｲﾈﾙｼﾞｬﾊﾟﾝ､北九州短距離Sを勝ったﾌｻｲﾁｵｰﾚ､別府特別で好ﾀｲﾑ勝ちをしたﾁﾘｴｰｼﾞｪなど伏兵が多い｡先週から復帰した上村騎手のｽﾃｨｰﾏｰにも少し注目したい｡あとは1000万条件と1600万条件を連勝して本格化してきたﾌｫﾙｸﾛｰﾚ｡芝1200mは[2-2-0-0]で連対率100%｡半弟は先週の新潟2歳Sで6着に敗れたｲﾝﾃｨﾗｲﾐ｡佐々木晶厩舎＆佐藤哲騎手のｺﾝﾋﾞの巻き返しを期待したい｡

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