産経大阪杯
レース展望

昨年の2冠馬ネオユニヴァースとエリザベス女王杯を勝ったアドマイヤグルーヴが出走。この2頭の対決が楽しみだ。G1を勝っているので斤量は重くなったが、どちらも仕上がりはいいので格好はつけてくれるだろう。その他にも休み明け走るバランスオブゲームとツルマルボーイ、叩き2戦目のカンファーベスト、中京記念2着のナリタセンチュリー、大阪城で好走したローマンエンパイアとブルーイレヴンなど好メンバーが揃った。今後の目標は各馬違うが、レベルの高い一戦になりそうだ。

注目はネオユニヴァースとブルーイレヴン。ネオユニヴァースは昨年秋初戦の神戸新聞杯は3着に敗れたが、3冠制覇に向けてという感じもあった。今回は昨年秋に勝ち星がなかっただけに勝っておきたいところ。牝馬のアドマイヤグルーヴに負ける訳にはいかないだろう。最終調教ではデムーロ騎手と息の合った走りを見せており、態勢は整っている。59キロが課題だが、スパッと切れるタイプではないので、それほど影響はないはず。天皇賞(春)に向けて好発進を期待したい。

ブルーイレヴンは大阪城Sで大外から追い上げたが、直線で内にもたれてほとんど追うことができなかった。それで勝ったローマンエンパイアと0.3秒差の4着。まともに走っていれば突き抜けていただろう。ただ、そのまともにが難しい馬。当たりの柔らかい武豊騎手が騎乗すると馬が気持ちいいのか、まともに走らないことが多い。今回は吉田稔騎手。変わるとすれば今回だろう。それを裏付けるように最終調教の気配は抜群だった。狙ってみたい。

アンカツがトーホウドリーム、サンライズペガサス、タガノマイバッハで3連勝中。阪神芝2000mの重賞でこれまで20戦して[6-5-0-9]で連対率55%。5着以下はわずか4回しかない。単勝回収率は516%。アンカツの単勝を10,000円ずつ買っていれば832,000円のプラス。トーホウドリームの一発が大きいがそれをなくしても回収率は157%。今回は上がり馬ファイトクラブに騎乗する。前走は直線で前が詰まって力を出し切っていない。勝ち負けを繰り返しており、今回は勝つ番か。アンカツの腕の見せどころだろう。

今週から京都芝コースはBコースから3週間使っていないAコースに変更される。昨年と同じだが、昨年の大阪杯は前に行ったタガノマイバッハとマグナーテンで決着した。ツルマルボーイが大外から物凄い脚で追い込んだが3着。土曜の芝のレースをチェックして馬場をよく見極めたいところ。ただ先週の高松宮記念のように前が残りやすい馬場だとペースが速くなり、差し追い込みが決まることもあるので注意したい。


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