日経賞
レース展望

天皇賞(春)に向けて関東のステップレース。先週の阪神大賞典では明け4歳馬のリンカーンとザッツザプレンティが好スタートを切った。今回は昨年のダービー2着馬ゼンノロブロイが登場する。昨年の有馬記念ではリンカーンに0.1秒先着を許したが、仕掛けのタイミングの差と思えるくらいのもの。上がり3Fでは0.2秒上回っていた。今回は休み明けだが、じっくり乗り込まれているので仕上がってきそうだ。有馬記念からどれくらい成長したのか、パドックを見るのが楽しみ。

鞍上は当初デザーモ騎手の予定だったが、来日が遅れるという話があるようで、今回は柴田善騎手になりそう。柴田善騎手は藤沢和厩舎の管理馬に最近3年重賞で23回騎乗して[2-1-3-17]で連対率13%。昨年の東京新聞杯をボールドブライアンで勝って以来、現在16連敗中。まだ1度も1番人気になっていないが、今回は1番人気確実。果たしてどうだろう。柴田善騎手の最近5年の中山芝2500mでの成績は[2-9-8-25]で勝率4.5%、連対率25%。1番人気だと[1-3-1-2]で勝率14.3%、連対率57.1%。ゼンノロブロイは相馬眼的に楽勝できるレベルであることを付け加えておく。

その他では中山の中長距離重賞で実績のある馬が好走する傾向から、日経賞1着のアクティブバイオ、AJCC2着のウインジェネラーレ、AR共和国杯1着のサンライズジェガー、ステイヤーズS1着のチャクラ、中山金杯2着のワールドスケールあたりが面白そう。特に一昨年のAR共和国杯でコイントスを子供扱いしたサンライズジェガーが出てくれば狙えそうだが、今回は休み明けだけに仕上がりが鍵になる。使われている馬でも短期放牧に出されている馬がいるので、最終調教の動き、気配から見極めたいところ。人気にならないところではアマノブレイブリーに少し注目したい。


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