シンザン記念
レース展望

JRA50周年で毎週過去の名馬の名前をつけた特別レースが行われるが、今週はシンザン記念がその対象レース。JRAのホームページではシンザンの5冠の動画が見れるが実に興味深かった。PCをお持ちの方はぜひどうぞ。さて今年のシンザン記念。グレイトジャーニーとタマモホットプレイが人気を集めそうだ。どちらも相馬眼的に高評価できる馬でかなりの能力があることは間違いない。果たして2頭の一騎打ちになるのか、それともまとめて負かす馬がいるのかどうか。クラシックに向けて各馬のレースぶりに注目したい。

グレイトジャーニーは朝日杯FSでは7着に敗れたが、競走中止の煽りを受けたり、他馬にぶつけられたりするなどの不利が堪えたようだ。もう少し直線で切れて欲しかったという感じがなくもないが、まだキャリア3戦目でこちらの想像以上にストレスが大きかったということもあるのだろう。バランスのいい馬体と柔らかさのある歩様、走法から資質の高さは明らかなので巻き返してきそうだ。京都芝1600mはデイリー杯2歳Sで2着した舞台。頭数が少なくなりそうなのも有利に働きそうだ。武豊騎手は3連覇がかかる。

タマモホットプレイは千両賞では2番手からメンバー最速の34.9秒の切れ味で2着に0.3秒差。初戦の内容も良かったが、2戦目に時計を1秒6詰め、それでいて最後手綱を抑える余裕。馬体の作りもいいし、パドックを周回していてもとにかく気配が目立つ。アンカツが強気になるのも当然だろう。過去10年の全ての連対馬が1600m以上を経験していたというデータがあるが、相馬眼的にクリアしても何ら不思議でない。先行して切れる脚を使うので、グレイトジャーニーが若さを出すようだとチャンスが広がる。

あとは2戦2勝のシルヴァーゼットに少し注目したい。まだ34秒台の切れ味は見せていないが、2戦目に一転して差す競馬をして勝ったことを評価したい。追われてからの脚も実にしっかりしている。2戦とも馬体に少し余裕があったので、絞れてくればもう少し切れ味が出てきそうだ。池添騎手だけに内枠でも引けば面白そう。1800M以上の経験がある馬が穴をあける点でアーバンエスケープに少し注目したい。黄菊賞でマイネルベナードを苦しめた脚は見どころがあった。

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