CBC賞
レース展望

00年に12月開催となり、高松宮記念のステップレースとしての位置づけが強くなったCBC賞。昨年はこのレースの勝ち馬サニングデールが本番で3着に入った。今年はそのサニングデールと2着同着だったテンシノキセキとカフェボストニアンの3頭がともに参戦予定。これに1200m得意な古馬と力をつけてきた3歳馬が加わる。ビリーヴが引退し混沌としたスプリント路線を引っ張る馬は旧勢力か、それとも新勢力か。見応えのある一戦を期待したい。

昨年の勝ち馬サニングデールは中京芝1200m[3-1-0-0]の巧者。18番枠でロスのあった高松宮記念でもきっちり連対を果たした。平坦小回り向きの器用な脚があり、中京コースだと走りが変わる。前走は不甲斐ない負け方だったが、仕上がりが良かった訳ではないのでそれほど気にならない。デキさえ上向けばきっちり変わってきそうだ。とにかく最終調教の動きに注目したい。昨年は内枠が有利に働いたので枠順にも注目。

テンシノキセキは昨年は8枠15番からスタートしてサニングデールと半馬身差の2着。外々を回るロスがあったことを考えると評価できる内容だった。それを証明するかのように5月のテレビ愛知オープンでは1分6秒9のレコード勝ち。秋には坂路の動きが一変し、セントウルSでは斤量差があったとは言え、ビリーヴに競り勝った。かなり使い込まれているので仕上がり次第のところはあるが、まともなら好勝負必死だろう。

カフェボストニアンは高松宮記念以来となるが、昨年もNHKマイルC以来で休み明けだった。充実の4歳秋でどれくらい馬が変わったのかをまずは調教でチェックしたい。シルクロードSでも逃げて2着に粘ったようにスピードがあるので仕上がっていれば圏内だろう。530キロの大型馬だが見た目以上に器用なところがあるので小回りコースもこなす。

ゴールデンロドロゴ、リキアイタイカン、テイエムサンデー、イルバチオの差し追い込みタイプは馬場と展開次第だろう。馬場の内側が荒れてくればチャンスが広がるが、今年は01年にリキアイタイカンが勝ったときのようにまだ荒れていない。前走3着に入ったサーガノヴェルは復調気配を感じさせたが、輸送するとイレ込むので当日の気配次第のところが大きい。

あとは3歳馬ドローアウターとシーイズトウショウ。かなり力をつけてきているので、このメンバーでどれくらいやれるのか楽しみだ。特にドローアウターはしぶとさがあるので中京コースは面白いかもしれない。あとはここに来て調子を上げてきたあの馬が大穴で狙える。毎週、馬を見て相馬眼を鍛えている人なら分かるだろう。3連複はこの馬を絡めて大きいところを狙ってみたい。

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