京王杯2歳S
有力馬診断

[7+]コスモサンビーム
見た目はそれほどいい馬という感じはなかったが、今回は馬体の張り、毛づやが良くなり、かなり良く見せる。馬体の線がもう少し太くなればさらにいいが、仕上がりは良さそうだ。距離は現時点では1400mがベスト。武豊騎手と佐藤哲騎手は左回りの方がいいと話しているようだが、そこは走ってみなければ分からないので加点しない。それでも現時点の完成度と調子の良さでこの評価。ザグレブ産駒はあまり走らないが、先週の百日草特別でハイアーゲームを負かしたコスモバルクがザグレブ産駒。今週はAコースだが、血の勢いがあるので今週も劇走があるかもしれない。

[7 ]ナカヤマバスター
調教で遊びながら走っているように気性面が課題だが、馬体はいいものを持っている。2ヶ月ぶりで目一杯に仕上げていないが、まずまず仕上がっている。かかって33秒台で逃げたら苦しいが、折り合いがつけば1400mはこなせる距離。ただ大外枠を引いたのでそのあたりが少し微妙だ。スタートを遅らせて内に入れるなど、藤田騎手がどんな対策をしてくるか。馬体を見る限り、折り合えば切れる脚がありそう。

[7 ]フサイチホクトセイ
前走はラスト2F11秒台前半の切れ味でアポインテッドデイをきっちり差し切った。がっしりとした馬体で一見ズブくも見えるが、いい切れ味を持っている。ただ中1週続きで更なる上積みは見込めないところがネック。河野厩舎は先週シャドウビンテージで中1週だっただけに少し気になる材料。正直なところパドックを見てみないと分からないが、調教での気配は悪くなかった。

[6+]ダンツアイリッシュ
調教は終いの動きが良かったが、3ヶ月ぶりの出走なのでどこまで仕上がっているのかは当日のパドックを見てみないと分からない。前走はメンバーがかなり楽だったが、この馬もほとんど追うことなく1.2秒差。メンバーが弱かったということはあまり考慮しない方がいいのかもしれない。山内厩舎はダンツフレーム、ラントゥザフリーズなどブライアンズタイム産駒の扱いが上手いし、鞍上がペリエ騎手でさらに怖くなった。1400mのスピード競馬に対応できるかどうかがポイントだが、ペリエ騎手は馬をその気にさせるのが上手いので対応してくるかもしれない。

[6+]アポインテッドデイ
調教で追われてから手前を替えていたが、動きは悪くなかった。ただこの馬も前走からさらに良くなったという印象はない。能力はあるが、まだこれからという感じがしないでもない。今週からAコースで芝の状態がいいので、後続が差しにくい展開になればチャンスがある。

[6 ]カイシュウマックス
前走の時計、終いの切れ味を見ると上位の馬とは少し見劣る感じがあるが、小倉2歳S当時と比べると馬は成長して良くなっている。少し時計のかかる馬場なら出番がありそうだが、Aコースで速い馬場だと少し苦しくなるかもしれない。ただ堅実さがあるので、キャリアの浅い馬が若さを出すようだとチャンスがあるかもしれない。

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