スワンS
レース展望

最近3年の連対馬6頭のうち前走スプリンターズSが5頭。00年にスプリンターズSが秋開催になってからはスプリンターズS組の活躍が目立っている。昨年のショウナンカンプのように1200m実績しかない馬が1400m距離を克服するケースと1400m、1600mに適性のある馬がスプリンターズSで負けて適距離で巻き返すケースの2通り。今年は前者がテンシノキセキ、サーガノヴェル、後者がゴッドオブチャンス、どちらにも適性があるのがイルバチオといったイメージ。データ通りならここから連対馬が出そうだが果たしてどうだろう。

その他の路線では、夏の新潟のNSTオープンで連対したロイヤルキャンサーとネイティブハートが気になる存在。ロイヤルキャンサーはマイルの関屋記念、京成杯AHは着外に敗れたが、芝1400mは[5-1-1-1]でベストの条件。重賞ではあと一歩足りないレースが続いているが、鞍上は乗り慣れた武豊騎手。そろそろ本領発揮か。ネイティブハートは昨年の3着馬。前半の位置取りがカギになるが、末脚の切れ味は魅力。鞍上は菊花賞を勝った名手アンカツ。馬のイメージと合うだけに怖い。

あとは距離こなせば実力は足りるサニングデール、京都芝1400mで2戦2勝のテイエムサンデー、前走勝ったマイネルモルゲンなどだが、色々条件がつきそう。人気がないところではギャラントアローに注目したい。相変わらず調教は動いていないようだが、休み明けのセントウルS6着の内容は悪くなかった。馬体が春とは一変しているので相馬眼的にも狙い目がありそうだ。夏場使ってきた馬はそろそろ疲れが出る時期。最終調教をチェックして調子のいい馬を狙いたい。


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