シリウスS
レース展望

ダート巧者が揃いハンデ戦で面白そうな一戦。過去5年の連対馬10頭は全馬5番人気以内で人気薄の入り込む余地は少ないが、果たして今年はどうだろう。1番人気はスターリングローズ。昨年のコーラルS以来、重賞3勝を含め阪神ダ1400mは4戦4勝。まさに庭といった感じだが、今回は休み明けでトップハンデ59.5キロと条件は厳しくなる。斤量はこなせないことはないが、最後の直線で微妙に切れない。各馬の仕上がり、展開、枠順次第で狙うかどうか判断したい。

夏の小倉で2連勝してきたインタータイヨウが面白い存在。ハンデ57.5キロはプロキオンSを考えると見込まれた感もあるが、馬体の充実ぶりが目立つし、夏のデキをがっちりキープしている。スターリングローズを強引に負かしにいくと最後タレる可能性もあるが、ダート上手い秋山騎手がそのあたりはケアしてくるだろう。馬場が渋って高速決着になると苦しいが、良馬場での底力勝負なら距離に融通性のある分、最後しぶとさを発揮できるだろう。

あとはプロキオンS2着のツルマルファイター、新潟で2連勝してきたマイネルセレクト、ダート短距離では3着以下がないニホンピロサートなども圏内。相馬眼的に馬が変わってきたという点でシャドウスケイプに注目したい。プロキオンSから2キロ減の54キロが有利に映るし、2走前の安芸Sではツルマルファイターを差し切っている。前走は直前で乗り替わったある程度は度外視していいだろう。前に行く馬が揃っているので展開が嵌りそうな気もする。あとは53キロのアドマイヤジャックにも少し注目したい。

2003/10/02
競馬アナリストGM

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