七夕賞
レース展望

荒れるハンデ重賞と知られる七夕賞。今年も傑出馬不在でいかにも荒れそうなメンバーが揃った。ただ注意しなければいけないのが無理な穴狙い。昨年まで5年連続で万馬券が出ていた函館記念もそうだったが、この七夕賞も穴狙いの人が多くオッズが少しおかしくなっている。昨年は3番人気と4番人気で決着して馬連40倍、馬単は72倍ついた。上位人気馬のボックス買いをしていた人にはかなりオイシイ馬券だったに違いない。その点だけは注意しておきたいところ。

七夕賞は1番人気が24連敗中で重賞では最も長い連敗を記録中。今年の1番人気はおそらくウインブレイズ。カブトヤマ記念を繰り上がり1着、福島記念1着で福島古馬重賞完全制覇にリーチがかかっている。ただカブトヤマ記念55キロ、福島記念56キロに対し、今回はトップハンデの57.5キロ。過去10年でトップハンデは[2・0・0・10]と不振だが、それ以上に距離2000mが気になる。年齢的に多少ズブくなったとは言え、2000mは若干長い。ただ安田記念を使われて確実にデキの方は良くなってきそう。このあたりをどう考えるかがポイントになる。

各馬それほど差はなさそうだが、ひと叩きされたヤマノブリザードが面白い存在か。エプソムCでも仕上がりは良かったが、内々の悪い馬場を気にして全く競馬にならなかった。大飛びなので小回りの福島コースが気にならなくもないが、先週のヴィータローザのように外を捲くる競馬をすれば問題ないだろう。藤沢厩舎に転厩してから以前の勝負根性が薄れてきているような気もするが、能力的に十分圏内にいる。

エプソムCで3着したエーピーグリードは馬体写真を見ると良くなっているので前走はフロックではなさそうだ。一時期大不振に陥ったが、ようやく持ち直してきた印象。ただ福島コースはこれまで3戦して15、9、14着。ハイペースで逃げて失速する最悪のパターンで負けている。単騎でスムーズに行けるかどうかが条件になりそうだ。あとはチョウカイリョウガが54キロなら面白そうだが、右回りは99年1月の京成杯以来連対がなく、小回りの福島コースにも不安がある。ただ全弟ネオユニヴァースの活躍と今最も活力のある母の父クリスの血は見逃せない。かなりのギャンブルになるが、この馬から入る手もある。

あとは2000mは若干短いが荒れ馬場が得意なラヴァリージェニオも狙い目がありそう。雨が降って馬場が渋るようだとさらにチャンスが広がりそうだ。あとは安田記念で復調気配を見せたミデオンビット(距離は長いが)、前走は崩れたがそれまでは堅実に走っていたメイショウキオウあたりにチャンスがありそうだ。この他でも調子のいい馬がいれば狙ってみたい。

2003/07/09
競馬アナリストGM



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