ダービー卿CT
2020/4/4 中山競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−0−7]で3連対。前走中山芝で勝った馬は[1−1−0−1]、それ以外は[0−1−0−6]で不振。2番人気は[1−1−3−5]、3番人気は[1−1−0−8]で各2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は16倍、61倍、20倍、38倍、23倍。ハンデ戦らしく中穴決着が多い。

連対馬15頭が前走5着以内。前走6着以下から5頭が連対しており、前走重賞なら着順不問。昨年は前走ターコイズS8着のプリモシーンが2着に入った。前走勝って斤量が増えた馬は[0−0−0−6]で不振。4歳[2−4−2−29]、5歳[7−2−6−24]、6歳[1−2−2−38]、7歳以上[0−2−0−41]。6歳以上は1勝のみ。高齢馬が勝つのは稀。

プリモシーンは芝1600m[4−3−1−4]でフェアリーS、関屋記念、東京新聞杯を優勝。前走東京新聞杯は好位から5位タイの33.6秒で抜け出して1分33秒0で優勝。56キロを背負って牡馬を捻じ伏せた。昨年のダービー卿CTは中団から4位の34.0秒で伸びてクビ差の2着。今年は1キロ重い56キロを背負う。過去10年でディープインパクト産駒は[0−1−1−15]。2戦連続でMデムーロ騎手が騎乗する。

マイスタイルは昨年の函館記念で重賞初制覇。マイル重賞では京都金杯2着、ダービー卿CT3着、マイルCS4着で堅実に走っている。昨年のダービー卿CTは6番手から9位の34.5秒で伸びてクビ+ハナ差の3着。昆厩舎の管理馬は鍛え上げられており、追ってしぶとい脚を使う馬が多い。昨年のダービー卿CTより1.5キロ重い57.5キロを背負うのがどう出るか。昨年のダービー卿CT以来となる横山典騎手が騎乗する。

エプソムC勝ち馬レイエンダ、ニューイヤーS勝ち馬ジャンダルム、18年のNHKマイルC勝ち馬ケイアイノーテックなど。レイエンダは富士Sでノームコアに0.1秒差の2着がある。前走東京新聞杯は3番手から伸び切れず8着。速い流れで先行するとまだ厳しいのか。過去10年でキングカメハメハ産駒は[0−1−0−10]。ケイアイノーテックはNHKマイルC以降3着以内がない。叩き2戦目、57キロでどこまで変わるか。


レース回顧

2020年 4月 4日(土) 3回中山3日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第52回ダービー卿チャレンジT
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 2  4  クルーガー         牡 8 石橋脩    57  1.32.8 35.2  4 530 (栗)高野友和
2 3  5  ボンセルヴィーソ   牡 6 木幡巧也  54  1.33.1 35.4 13 480 (栗)池添学
3 3  6  レイエンダ         牡 5 丸山元気  57  1.33.1 35.2  5 494 (美)藤沢和雄
4 6 11  ケイアイノーテック 牡 5 津村明秀  57  1.33.2 34.9  6 470 (栗)平田修
5 4  7  プリモシーン       牝 5 M.デム  56  1.33.3 35.2  1 500 (美)木村哲也
6 7 14  ドーヴァー         牡 7 田辺裕信  56  1.33.3 35.0 11 506 (美)伊藤圭三
7 1  2  ストーミーシー     牡 7 横山武史 56.5 1.33.3 36.1  3 552 (美)斎藤誠
8 8 15  カツジ             牡 5 松山弘平  56  1.33.3 34.4  7 490 (栗)池添兼雄
9 5  9  ブラックムーン     牡 8 吉田豊    57  1.33.5 34.9 15 498 (栗)西浦勝一
10 2  3 $ジャンダルム       牡 5 藤井勘一  56  1.33.6 36.2  2 508 (栗)池江泰寿
11 4  8  トーラスジェミニ   牡 4 木幡育也  54  1.33.9 36.6  9 482 (美)小桧山悟
12 7 13  エメラルファイト   牡 4 石川裕紀  56  1.34.0 35.7 12 464 (美)相沢郁
13 6 12  ペプチドバンブー   牡 5 松田大作  54  1.34.7 36.8 10 508 (栗)武英智
14 8 16  マイスタイル       牡 6 横山典弘 57.5 1.35.9 38.6  8 458 (栗)昆貢
15 5 10  ムーンクエイク     セ 7 北村宏司  56  1.36.8 39.2 14 512 (美)藤沢和雄
16 1  1  ナインテイルズ     牡 9 野中悠太  54  1.39.2 42.1 16 484 (栗)長谷川浩
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LAP :12.2-11.1-11.0-11.1-11.7-11.6-12.0-12.1
通過:34.3-45.4-57.1-68.7  上り:69.5-58.5-47.4-35.7  平均:1F:11.60 / 3F:34.80
単勝   4 \1020 
複勝   4 \330 / 5 \870 / 6 \390 
枠連   2-3 \2240 (10) 
馬連   04-05 \22560 (63) 
ワイド 04-05 \5490 (61)/ 04-06 \1960 (18)/ 05-06 \5990 (65) 
馬単   04-05 \38750 (116) 
3連複 04-05-06 \69040 (201/560) 
3連単 04-05-06 \419280 (1131/3360) 

クルーガーは5番手からメンバー5位タイの35.2秒で抜け出して2馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分32秒8。ナインテイルズが逃げて前半3F34.3秒、5F57.1秒の速い流れ。レースの上がりは35.7秒。上がりが掛かるレースになったが、好位につけた2頭で決着。クルーガーは内をロスなく回って直線でスパッと抜け出し快勝。内枠からロスなく回って脚をタメられたこと、直線でスパッと前が空いたことが大きかった。社台の馬が2枠4番。JRAは社台をアシストしている。過去10年で7歳以上は[0−2−0−41]、8歳馬は[0−0−0−13]だったが、8歳馬があっさりデータを破った。今年の重賞はデータを破る馬が非常に多い。一部の馬を除き、日本馬は年々弱くなっているのではないか。今後はひと息入れて安田記念を目指すことになりそうだ。

ボンセルヴィーソは6、7番手からメンバー8位の35.4秒で伸びて0.3秒差の2着。前走同コースの東風Sで12着に惨敗し13番人気だったが、上がりの掛かる消耗戦で最後までしぶとく伸びて穴をあけた。朝日杯FS&NHKマイルC3着馬。これでマイル重賞は[0−3−4−1]で17年の京成杯AH11着を除き3着以内を確保。3走前の京都金杯で3着に粘った馬が同斤の54キロ。マイル重賞実績をハンデ54キロは恵まれていた。好走しても人気にならないタイプ。マイルG3に出走したら馬券に絡めておきたい。

レイエンダは中団からメンバー5位タイの35.2秒で伸びて0.3秒差の3着。2着とはハナ差。直線で内から捌いて伸びてきた。気難しい馬で成績にムラがあるが、馬群を捌いて伸びてきたように精神面が成長してきたか。前走東京新聞杯は8着に終わったが、得意ではない中山コースで巻き返した。やはり差すレースをした方がいいのだろう。

ケイアイノーテックは後方3番手からメンバー2位タイの34.9秒で追い込んで0.4秒差の4着。これで休み明けを除き、G2以下、右回り、芝1600mでは[2−2−0−1]。やはり右回りの芝1600mが合っているのだろう。この条件で注意したい。

プリモシーンは中団からメンバー5位タイの35.2秒で伸びて0.5秒差の5着。勝負どころで外を回って伸び切れなかった。56キロ(牡馬換算58キロ)を背負って外を回っては厳しかった。今年の重賞は前走重賞を勝った馬が勝てない傾向がある。重賞を連勝してはいけない、何か取り決めでもあるのか?


レース回顧

2020年 4月 4日(土) 3回中山3日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第52回ダービー卿チャレンジT
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 2  4  クルーガー         牡 8 石橋脩    57  1.32.8 35.2  4 530 (栗)高野友和
2 3  5  ボンセルヴィーソ   牡 6 木幡巧也  54  1.33.1 35.4 13 480 (栗)池添学
3 3  6  レイエンダ         牡 5 丸山元気  57  1.33.1 35.2  5 494 (美)藤沢和雄
4 6 11  ケイアイノーテック 牡 5 津村明秀  57  1.33.2 34.9  6 470 (栗)平田修
5 4  7  プリモシーン       牝 5 M.デム  56  1.33.3 35.2  1 500 (美)木村哲也
6 7 14  ドーヴァー         牡 7 田辺裕信  56  1.33.3 35.0 11 506 (美)伊藤圭三
7 1  2  ストーミーシー     牡 7 横山武史 56.5 1.33.3 36.1  3 552 (美)斎藤誠
8 8 15  カツジ             牡 5 松山弘平  56  1.33.3 34.4  7 490 (栗)池添兼雄
9 5  9  ブラックムーン     牡 8 吉田豊    57  1.33.5 34.9 15 498 (栗)西浦勝一
10 2  3 $ジャンダルム       牡 5 藤井勘一  56  1.33.6 36.2  2 508 (栗)池江泰寿
11 4  8  トーラスジェミニ   牡 4 木幡育也  54  1.33.9 36.6  9 482 (美)小桧山悟
12 7 13  エメラルファイト   牡 4 石川裕紀  56  1.34.0 35.7 12 464 (美)相沢郁
13 6 12  ペプチドバンブー   牡 5 松田大作  54  1.34.7 36.8 10 508 (栗)武英智
14 8 16  マイスタイル       牡 6 横山典弘 57.5 1.35.9 38.6  8 458 (栗)昆貢
15 5 10  ムーンクエイク     セ 7 北村宏司  56  1.36.8 39.2 14 512 (美)藤沢和雄
16 1  1  ナインテイルズ     牡 9 野中悠太  54  1.39.2 42.1 16 484 (栗)長谷川浩
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LAP :12.2-11.1-11.0-11.1-11.7-11.6-12.0-12.1
通過:34.3-45.4-57.1-68.7  上り:69.5-58.5-47.4-35.7  平均:1F:11.60 / 3F:34.80
単勝   4 \1020 
複勝   4 \330 / 5 \870 / 6 \390 
枠連   2-3 \2240 (10) 
馬連   04-05 \22560 (63) 
ワイド 04-05 \5490 (61)/ 04-06 \1960 (18)/ 05-06 \5990 (65) 
馬単   04-05 \38750 (116) 
3連複 04-05-06 \69040 (201/560) 
3連単 04-05-06 \419280 (1131/3360) 

クルーガーは5番手からメンバー5位タイの35.2秒で抜け出して2馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分32秒8。ナインテイルズが逃げて前半3F34.3秒、5F57.1秒の速い流れ。レースの上がりは35.7秒。上がりが掛かるレースになったが、好位につけた2頭で決着。クルーガーは内をロスなく回って直線でスパッと抜け出し快勝。内枠からロスなく回って脚をタメられたこと、直線でスパッと前が空いたことが大きかった。社台の馬が2枠4番。JRAは社台をアシストしている。過去10年で7歳以上は[0−2−0−41]、8歳馬は[0−0−0−13]だったが、8歳馬があっさりデータを破った。今年の重賞はデータを破る馬が非常に多い。一部の馬を除き、日本馬は年々弱くなっているのではないか。今後はひと息入れて安田記念を目指すことになりそうだ。

ボンセルヴィーソは6、7番手からメンバー8位の35.4秒で伸びて0.3秒差の2着。前走同コースの東風Sで12着に惨敗し13番人気だったが、上がりの掛かる消耗戦で最後までしぶとく伸びて穴をあけた。朝日杯FS&NHKマイルC3着馬。これでマイル重賞は[0−3−4−1]で17年の京成杯AH11着を除き3着以内を確保。3走前の京都金杯で3着に粘った馬が同斤の54キロ。マイル重賞実績をハンデ54キロは恵まれていた。好走しても人気にならないタイプ。マイルG3に出走したら馬券に絡めておきたい。

レイエンダは中団からメンバー5位タイの35.2秒で伸びて0.3秒差の3着。2着とはハナ差。直線で内から捌いて伸びてきた。気難しい馬で成績にムラがあるが、馬群を捌いて伸びてきたように精神面が成長してきたか。前走東京新聞杯は8着に終わったが、得意ではない中山コースで巻き返した。やはり差すレースをした方がいいのだろう。

ケイアイノーテックは後方3番手からメンバー2位タイの34.9秒で追い込んで0.4秒差の4着。これで休み明けを除き、G2以下、右回り、芝1600mでは[2−2−0−1]。やはり右回りの芝1600mが合っているのだろう。この条件で注意したい。

プリモシーンは中団からメンバー5位タイの35.2秒で伸びて0.5秒差の5着。勝負どころで外を回って伸び切れなかった。56キロ(牡馬換算58キロ)を背負って外を回っては厳しかった。今年の重賞は前走重賞を勝った馬が勝てない傾向がある。重賞を連勝してはいけない、何か取り決めでもあるのか?



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