根岸S
2020/2/2 東京競馬場 ダ1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。最近5年は[3−1−0−1]で堅実。57キロは[0−0−0−2]で不振。2番人気は[2−1−1−6]、3番人気は[0−3−0−7]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は7倍、13倍、8倍、20倍、12倍で中穴までに収まっている。1番人気が堅実なため、人気薄が連対してもそれほど荒れなくなった。

連対馬20頭のうち13頭が前走連対、18頭が前走4着以内。前走G1を除き4着以内が条件。前走3、4着に負けた馬は[5−0−3−20]で5勝。前走OP以上で少し足りなかった馬の巻き返しに注意。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭が差し追い込み馬。東京ダ1400mは流れが速くなり、差し追い込みが決まりやすい。18年は6番人気のノンコノユメが大外一気で優勝。穴で差し追い込みタイプに注意。

コパノキッキングは2走前のJBCスプリント(ダ1400m)で最後にブルドッグボスに差されてクビ差の2着。前走カペラSは4番手から抜け出して2馬身半差で優勝。58キロを背負ってカペラS2連覇を飾った。ダ1000m[2−0−0−0]、ダ1200m[6−1−1−0]、ダ1400m[1−2−0−1]。ダ1400mでは取りこぼしが多いが、昨年の根岸Sを1分23秒5で制している。前6戦に騎乗した藤田菜騎手からマーフィー騎手に乗り替わる。ダ1400mで58キロを背負って詰めが甘くならなければ。

ミッキーワイルドはダート[3−5−1−0]で3着以内を確保。東京ダートでは[3−2−1−0]で現在3連勝中。東京ダ1400mは[2−0−1−0]で前走霜月Sを7番手から差して1分23秒9で勝っている。2走前のプロキオンSは7番手から内を突いて抜け出し0.1秒差の2着。速い持ちタイムがなかったが、高速決着に対応してパフォーマンスを引き上げた。昨年リーディングの安田隆厩舎の管理馬でロードカナロア産駒。母はローズS2着馬ワイルドラズベリー。4走前に騎乗したMデムーロ騎手に乗り替わる。

初ダートのモズアスコット、ユニコーンS勝ち馬ワイドファラオ、武蔵野S勝ち馬ワンダーリーデル、前走すばるSを勝ったダノンフェイス、前3走ダ1400mのOP特別で2、2、3着のスマートアヴァロン、根岸Sで1、3着があるカフジテイク、前走ギャラクシーSを勝ったスマートダンディー、前走カペラS2着のテーオージーニアスなど。モズアスコットは芝1400m[2−4−0−1]。初ダートになるが、陣営はルメール騎手を確保。パワータイプでダートはこなしそうだが、初ダートで58キロは楽ではないか。

ワイドファラオは初ダートのユニコーンSを逃げ切った。ダ1400mはテレ玉杯オーバルSで0.3秒差の2着があるが3着ヤマニンアンプリメはJBCレディスクラシックを制した。ユニコーンSの1400m通過は1分22秒7(重)だった。ワンダーリーデルは武蔵野Sを中団の後ろからメンバー最速タイの35.0秒で差し切って重賞初制覇。東京ダ1400mは[1−0−2−3]。横山典騎手が持ってくるか。ダノンフェイスは武蔵野S3着、すばるS1着で復調した。東京ダ1400m[3−0−0−1]。母アイアムカミノマゴは阪神牝馬S勝ち馬。川田騎手からテン乗りの田辺騎手に乗り替わる。


レース回顧

2020年 2月 2日(日) 1回東京2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第34回根岸S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1400m   16頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 6 11 $モズアスコット     牡 6 ルメール  58  1.22.7 34.7  3 494 (栗)矢作芳人
2 3  5 $コパノキッキング   セ 5 マーフィ  58  1.22.9 35.6  1 482 (栗)村山明
3 4  7  スマートアヴァロン 牡 8 石橋脩    56  1.23.1 34.6  9 512 (栗)西園正都
4 8 15  ダノンフェイス     牡 7 田辺裕信  56  1.23.2 35.3  5 534 (栗)大久保龍
5 3  6  ワイドファラオ     牡 4 福永祐一  58  1.23.2 35.5  4 508 (栗)角居勝彦
6 1  1  テーオージーニアス 牡 5 川須栄彦  56  1.23.4 35.4  7 508 (栗)梅田智之
7 5 10  ノボバカラ         牡 8 内田博幸  56  1.23.4 35.1 15 510 (栗)森秀行
8 2  4  ワンダーリーデル   牡 7 横山典弘  57  1.23.5 34.7  6 530 (栗)安田翔伍
9 4  8  ブルベアイリーデ   牡 4 丸山元気  56  1.23.6 35.2  8 492 (栗)杉山晴紀
10 5  9  カフジテイク       牡 8 津村明秀  56  1.23.6 34.6 11 500 (栗)湯窪幸雄
11 2  3  ミッキーワイルド   牡 5 M.デム  56  1.24.0 36.2  2 514 (栗)安田隆行
12 6 12  アードラー         牡 6 ミナリク  56  1.24.0 34.9 12 482 (栗)音無秀孝
13 1  2 $テーオーヘリオス   牡 8 石川裕紀  56  1.24.2 36.3 14 520 (栗)梅田智之
14 8 16 $ドリームキラリ     牡 8 坂井瑠星  56  1.24.3 37.0 10 488 (栗)矢作芳人
15 7 13  ヨシオ             牡 7 佐藤友則  56  1.24.7 37.2 13 486 (栗)森秀行
16 7 14  サングラス         牡 9 北村宏司  56  1.24.7 35.3 16 508 (栗)谷潔
------------------------------------------------------------------------------
LAP :12.5-10.9-11.6-12.3-11.9-11.6-11.9
通過:35.0-47.3-59.2-70.8  上り:70.2-59.3-47.7-35.4  平均:1F:11.81 / 3F:35.44
単勝   11 \990 
複勝   11 \320 / 5 \130 / 7 \450 
枠連   3-6 \1020 (3) 
馬連   05-11 \1400 (5) 
ワイド 05-11 \710 (5)/ 07-11 \5900 (47)/ 05-07 \960 (10) 
馬単   11-05 \3300 (9) 
3連複 05-07-11 \14510 (48/560) 
3連単 11-05-07 \69270 (207/3360) 

モズアスコットは出遅れた後に押して上がって中団につけ、メンバー3位の34.7秒で豪快に差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分22秒7。ドリームキラリが逃げて前半3F35.0秒、5F59.2秒の平均ペース。モズアスコットは初ダートで58キロを背負い、出遅れるロスがありながら、いい脚を長く使って差し切った。一頭だけ次元の違うレースぶりでダート適性、能力の高さを示した。18年の安田記念を勝ったフランケル産駒が6歳になってダートで復活した。次走はフェブラリーSに向かう予定。今年はそれほどメンバーが揃いそうにない。2連勝でダートG1初制覇の可能性がある。

コパノキッキングは2番手から早めに抜け出してメンバー12位の35.6秒で上がって0.2秒差の2着。58キロを背負って2番手から早めに抜け出して勝ちに行ったが、ラスト1Fを過ぎると脚が鈍ってモズアスコットに交わされた。前半力んで走っていたことも影響したのだろう。これでダ1400mは[1−3−0−1]。やはり1400mになると詰めが甘くなる。それでも58キロを背負って2着を確保し地力を示した。今後は距離を考慮してフェブラリーSには向かわず、藤田菜騎手で東京スプリントに向かう予定。ベストはダ1200m。藤田菜騎手は今年ダート重賞を何勝するのか。

スマートアヴァロンは後方からメンバー最速タイの34.6秒で追い込んで0.4秒差の3着。これで昨年秋からダ1400mで1、3、2、1位の上がりを繰り出して2、2、3、3着。前2走は58キロを背負っていたが、今回は2キロ軽い56キロで馬は軽く感じたのではないか。8歳にして重賞初挑戦だったが、末脚の威力は重賞で通用することを示した。17年4月のコーラルSを勝ってから[0−3−6−5]で勝っていないが、相手なりに堅実に走っている。

ダノンフェイスは6番手からメンバー8位タイの35.3秒で伸びて0.5秒差の4着。武蔵野Sではメンバー最速の35.0秒で追い込んで3着に入ったが、外枠から好位につけて勝ちに行ったことでそれほど切れる脚を使えなかった。外枠から外を回っており内容は悪くない。ダ1400mのOP特別で注意したい。

ワイドファラオは4番手からメンバー11位の35.5秒で上がって0.5秒差の5着。直線で追い出しを待つ余裕があったが、追ってから伸び切れなかった。切れより地力タイプだけにもっと前に行った方がいいのだろう。初めて背負った58キロも堪えている。速さが問われる1400mより1600あたりが合いそうだ。

ミッキーワイルドは内の5番手につけたが、直線で一杯になって11着。これまで堅実に走っていたが、ダートで初めて馬券圏外に終わった。調教は動いていたが、東京に輸送して馬体8キロ増で過去最高体重だった。Mデムーロ騎手は休み明けでまだ気持ちが入っていなかったとコメント。デキが戻れば重賞でやれる。



[Home]