中山金杯
2020/1/5 中山競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−3−2]で5連対。前走重賞3着以内は[3−0−1−2]だが、前走重賞4着以下は[0−1−2−0]で1連対のみ。2番人気は[2−1−0−7]で3連対、3番人気は[2−0−0−8]で2連対。3番人気以内の決着は1回のみ。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は15倍、16倍、17倍、6倍、45倍で中穴までに収まっている。

53キロ以下は[0−0−1−25]、54キロは[0−1−2−25]。ハンデ戦でも軽量馬は不振傾向。連対馬19頭が55キロ以上、15頭が56キロ以上。トップハンデは[3−2−1−6]で5連対、5番人気以内なら[3−1−1−1]。ある程度人気になる馬は狙える。前走から斤量が増えた馬は[9−4−5−10]、5番人気以内なら[9−3−5−5]。人気馬は斤量増を克服している。

クレッシェンドラヴは前走福島記念を中団の外からメンバー3位の35.5秒で差し切って1分59秒5で重賞初制覇を飾った。中山芝は[4−1−1−4]、芝2000mは[3−2−0−2]、中山芝2000mは[2−0−0−0]で2勝クラスと3勝クラスを勝っている。前走福島記念を勝ったことで2キロ増の57キロを背負うのがどう出るか。過去10年で前走福島記念を勝った馬は[1−1−0−2]で連対率50%。

ザダルは昨年のプリンシパルS勝ち馬。前走菊花賞で後方のまま見せ場なく13着。芝2200m以下では[3−0−1−0]、中山芝は[2−0−1−0]、中山芝2000mでは1勝クラスを勝っている。今回は芝2000m、中山コース、前走から2キロ減の55キロ、マーフィー騎手と条件が好転する。ガツンとは切れないが、好位からひと脚使えるタイプ。過去10年で2番人気以内の4歳馬は[2−1−1−3]。

前走チャレンジC2着のトリオンフ、同9着のギベオン、小倉記念2着&新潟記念3着のカデナ、前走福島記念5着のレッドローゼス、前走ディセンバーS2着のウインイクシード、前走中日新聞杯7着のマイネルサーパスなど。トリオンフはG3[2−2−0−2]で小倉大賞典、小倉記念を勝っている。長期休み明けの前走チャレンジCは逃げて頭差の2着。過去10年で58キロを背負った馬は[1−1−0−1]。

ギベオンは昨秋4、7、9着に終わったが、勝ち馬と0.3秒差、0.6秒、0.4秒差だった。近走不振でもハンデは57.5キロ。フォーリー騎手が騎乗する。カデナは小倉記念、新潟記念で後方から最速上がりで追い込んで2、3着に入った。ハンデは新潟記念と同じ57キロ。差し追い込みが決まる展開になれば。ウインイクシードは中山芝2000m[0−2−1−1]。前走より1キロ軽い55キロで出走できる。


レース回顧

2020年 1月 5日(日) 1回中山1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第69回日刊スポーツ賞中山金杯
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   17頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  7  トリオンフ         セ 6 M.デム  58  1.59.5 35.6  2 554 (栗)須貝尚介
2 4  8  ウインイクシード   牡 6 松岡正海  55  1.59.5 35.3  6 498 (美)鈴木伸尋
3 1  1 *テリトーリアル     牡 6 藤岡康太  56  1.59.6 35.2 11 480 (栗)西浦勝一
4 2  4  ノーブルマーズ     牡 7 ミナリク  56  1.59.7 35.7 10 496 (栗)宮本博
5 3  6  マイネルハニー     牡 7 横山武史  56  1.59.7 35.3 15 482 (美)栗田徹
6 8 16  マイネルサーパス   牡 4 丹内祐次  55  1.59.8 35.2  8 482 (美)高木登
7 2  3  クレッシェンドラヴ 牡 6 内田博幸  57  1.59.9 34.9  1 494 (美)林徹
8 8 17  ザダル             牡 4 マーフィ  55  2.00.0 35.6  3 488 (美)大竹正博
9 6 11  アンノートル       牡 6 柴田大知  54  2.00.0 35.1 14 512 (美)田中博康
10 5  9  ギベオン           牡 5 フォーリ 57.5 2.00.0 35.7  4 502 (栗)藤原英昭
11 8 15  カデナ             牡 6 鮫島克駿  57  2.00.1 34.8  7 474 (栗)中竹和也
12 5 10  シャイニープリンス 牡10 勝浦正樹  55  2.00.2 35.5 17 510 (美)深山雅史
13 7 14  メイショウエイコウ 牡 6 大野拓弥  53  2.00.4 35.1 16 448 (栗)荒川義之
14 3  5  レッドローゼス     牡 6 田辺裕信  56  2.00.4 35.7  5 486 (美)国枝栄
15 6 12 $タニノフランケル   牡 5 石橋脩    55  2.00.7 36.7 12 520 (栗)角居勝彦
16 1  2  ブラックスピネル   牡 7 津村明秀  57  2.00.9 37.2  9 526 (栗)音無秀孝
17 7 13  イレイション       牡 8 北村宏司  55  2.01.0 36.8 13 502 (美)池上昌和
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LAP :12.6-11.1-12.8-11.7-12.0-11.8-11.7-11.7-11.4-12.7
通過:36.5-48.2-60.2-72.0  上り:71.3-59.3-47.5-35.8  平均:1F:11.95 / 3F:35.85
単勝   7 \430 
複勝   7 \200 / 8 \290 / 1 \830 
枠連   4-4 \2820 (13) 
馬連   07-08 \2550 (8) 
ワイド 07-08 \830 (7)/ 01-07 \3040 (35)/ 01-08 \3950 (45) 
馬単   07-08 \3990 (12) 
3連複 01-07-08 \28440 (92/680) 
3連単 07-08-01 \107910 (333/4080) 

トリオンフはスタートを決めて2番手につけ、メンバー10位タイの35.6秒で抜け出して後続を完封しレースを制した。ブラックスピネルが逃げて前半3F36.5秒、5F60.2秒の緩い流れで後半5F59.3秒。Cコースに変更されたことで内を通って前につけた馬が有利な馬場になり、緩い流れで前残りになった。トリオンフは三浦騎手が落馬負傷し、急遽Mデムーロ騎手に乗り替わったが、2番手から抜け出す正攻法のレースで快勝。これでG3では[3−2−0−3]で現在4戦連続で連対。トップハンデ58キロを背負ったが、馬場と展開を味方に最後は地力で押し切った。母の父は1月2日に亡くなったダンスインザダーク。天国からのひと押しもあったか。次走は中山記念に向かう予定。今年はG2、G1を狙うことになりそうだ。

ウインイクシードは5番手からメンバー7位タイの35.3秒で伸びて頭差の2着。先行してしぶとい脚を使える持ち味を松岡騎手が引き出し、重賞で勝ち負けできるメドを立てた。3走前の福島記念は休み明けで0.4秒差の4着。今回は福島記念より1キロ重い55キロを背負って2着に入ったように力をつけている。4走前のWASJで58キロを背負って勝った馬が、地力強化されて本格化してきた。直線の長いコース、スローの上がり勝負では切れ負けしそうだが、小回りコースで時計の掛かる馬場なら今後も相手なりに堅実に走りそうだ。小回りの芝1800〜2000mが合うタイプ。次走は小倉大賞典あたりを使うことになりそうだ。

テリトーリアルは1枠1番スタートから内ラチ沿いの6番手につけ、メンバー5位タイの35.2秒で馬群を割って伸びて0.1秒差の3着。藤岡康騎手が1枠1番を生かしてロスなく進み、直線で馬群を捌いて持ってきた。枠順と展開に恵まれた感はあるが、ここにきて馬体がしっかりしてパドックでは後肢の踏み込みが力強くなっていた。今年6歳になったが、充実期を迎えている。ハンデG3、OP特別で注意したい。

マイネルサーパスは中団の後ろからメンバー5位タイの35.2秒で伸びて0.3秒差の6着。8枠16番スタートで位置取りが悪くなり、前残りの展開で伸び切れなかった。内めの枠から中団より前につければ、もっとやれたのではないか。ガツンと切れるタイプではないため、中団より前につけてタイミング良く抜け出すようなレースができないと厳しい。小回りの芝1800〜2000mで内枠に入ったら注意したい。

クレッシェンドラヴは後方からメンバー2位の34.9秒で追い込んで0.4秒差の7着。最後は凄い脚で大外から追い込んできたが、位置取りが後ろ過ぎた。勝負どころで馬群に突っ込もうとしたが突けず、大外に持ち出すロスがあった。最後の伸びを見る限り、中団あたりにつけてスムーズなら勝ち負けできたのではないか。相馬眼的にG3では能力上位でG2でやれる力を持っている。

アンノートルは後方からメンバー3位の35.1秒で追い込んで0.5秒差の9着。直線で前が詰まって追い出しが遅れるロスがあった。ここにきて馬体が距離をこなす方にシフトしてきている。今後は芝1800〜2000mを使っていくのではないか。切れ味を備えた地力タイプ。超大穴をあける可能性がある。

ギベオンは6番手から伸び切れず0.5秒差の10着。馬体が6キロ減って全体的に細くなっていた。秋から使って3戦目で少し調子が落ちてきたのではないか。これで中山では[0−0−0−3]。57.5キロを背負うと伸び切れないことも考慮しておきたい。



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