京阪杯
2019/11/24 京都競馬場 芝1200m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−0−6]で4連対。単勝1倍台は[1−1−0−0]、2倍台は[0−0−0−3]、3倍以上は[1−1−0−3]。単勝2倍台は連対がなく不振。2番人気は[2−0−0−8]で2連対、3番人気は[0−3−0−7]で3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が4連対。最近5年の馬連は294倍、9倍、11倍、233倍、149倍でかなり荒れている。

連対馬の脚質は逃げ5先行6、差し5追込4。逃げ馬は[4−1−0−5]で2、5、8、9、10番人気が連対。最近6年では[4−1−0−2]。穴で逃げ馬に注意。勝ち馬10頭のうち9頭が道中4番手以内につけていた。2着には差し追い込み馬が突っ込むことが多い。10番人気以下で3着に入った馬は10、10、11、12、14、15、16番人気。3連単の3着には人気薄をマークしたい。

モズスーパーフレアは前走スプリンターズSで前半3F32.8秒で逃げて1分7秒2で走り0.1秒差の2着。タワーオブロンドンに差されたが、1番人気のダノンスマッシュにクビ差先着した。右回りの芝1200mで逃げたときは[5−2−1−0]。前走G1で目一杯に走り、前走より1キロ重い56キロ。そのあたりに課題があるが、逃げれば簡単には止まらない。直線が平坦な京都で切れ負けしなければ。

アウィルアウェイは芝1200m[2−0−1−1]で前走オパールSを中団からメンバー4位の34.6秒で差し切って1分9秒2(稍重)で優勝。3戦連続で芝1200mを使ってようやく結果を出した。今回は1キロ重い53キロを背負うが、3歳牝馬で斤量はまだ軽い。レースを使いながら徐々に芝1200mに慣れてきている。過去10年でノーザンファーム生産馬は[0−2−1−9]。鞍上は北村友騎手。

京都牝馬S&京王杯SC2着馬リナーテ、セントウルS2着馬ファンタジスト、前走オパールS2着のエイシンデネブ、同3着のカラクレナイ、3連勝でオープン入りしたアイラブテーラー、前走キーンランドC4着のライトオンキュー、同5着のナックビーナスなど。リナーテは芝1200m[4−1−1−3]でキーンランドC3着がある。三浦騎手でターコイズS7着、スプリンターズS9着。鞍上次第か。

ファンタジストは芝1200mは[2−1−0−2]で休み明け、G1を除くと[2−1−0−0]。前走JBCスプリントは10着。かなり使い込まれているため、デキ落ちがなければ。エイシンデネブは佐世保Sを大外一気で1分7秒5で優勝。前走オパールSは最後方からメンバー最速の34.0秒で追い込んでクビ差の2着。最終週で外差し馬場になれば。京都芝1200mは枠に左右させる点を考慮したい。


レース回顧

2019年11月24日(日) 5回京都8日  天候: 曇   馬場状態: 良 
12R  第64回京阪杯
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1200m・内   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 3  6 *ライトオンキュー   牡 4 古川吉洋  56  1.08.8 33.7  2 508 (栗)昆貢
2 6 12  アイラブテーラー   牝 3 和田竜二  53  1.09.1 33.6  3 434 (栗)河内洋
3 4  7  カラクレナイ       牝 5 大野拓弥  54  1.09.2 34.3  7 500 (栗)松下武士
4 6 11  アウィルアウェイ   牝 3 北村友一  53  1.09.3 33.9  6 474 (栗)高野友和
5 7 13  リナーテ           牝 5 三浦皇成  55  1.09.4 34.2  4 498 (栗)須貝尚介
6 8 18  ダイシンバルカン   牡 7 勝浦正樹  56  1.09.4 34.1 17 512 (栗)吉田直弘
7 7 15  エイシンデネブ     牝 4 藤岡康太  54  1.09.5 33.7  5 428 (栗)坂口智康
8 7 14 $モズスーパーフレア 牝 4 松山弘平  56  1.09.6 35.4  1 500 (栗)音無秀孝
9 1  1  ラブカンプー       牝 4 西村淳也  55  1.09.8 35.2 12 446 (栗)森田直行
10 5 10  エントリーチケット 牝 5 丹内祐次  54  1.09.9 34.5 15 464 (栗)宮徹
11 2  3 $パラダイスガーデン 牝 7 坂井瑠星  54  1.10.0 33.8 13 492 (美)粕谷昌央
12 8 16  ニシノラッシュ     牡 7 幸英明    56  1.10.0 35.6 16 488 (栗)宮本博
13 2  4  フミノムーン       牡 7 国分優作  56  1.10.1 34.4 11 452 (栗)西浦勝一
14 1  2  アポロノシンザン   牡 7 横山武史  57  1.10.1 35.3 14 478 (美)鈴木伸尋
15 3  5  ビップライブリー   牡 6 松岡正海  56  1.10.1 35.4 10 470 (栗)清水久詞
16 4  8  ダイメイフジ       牡 5 池添謙一  56  1.10.6 35.8  8 512 (栗)森田直行
17 5  9  エメラルエナジー   牡 7 吉田隼人  56  1.12.4 36.1 18 504 (美)相沢郁
止 8 17  ファンタジスト     牡 3 浜中俊    56  ------ ----  9 492 (栗)梅田智之
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LAP :12.1-11.0-11.1-11.3-11.4-11.9
通過:34.2-45.5-56.9-68.8  上り:68.8-56.7-45.7-34.6  平均:1F:11.47 / 3F:34.40
単勝   6 \550 
複勝   6 \210 / 12 \230 / 7 \340 
枠連   3-6 \1280 (5) 
馬連   06-12 \1930 (6) 
ワイド 06-12 \790 (6)/ 06-07 \980 (9)/ 07-12 \1480 (20) 
馬単   06-12 \3530 (11) 
3連複 06-07-12 \7560 (23/816) 
3連単 06-12-07 \32470 (85/4896) 

ライトオンキューは中団の内を進み、勝負どころで外に出してメンバー2位の33.7秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分8秒8。モズスーパーフレアが逃げて前半3F34.2秒。直線で前に行った馬が失速し、差し追い込み馬が上位を独占した。4コーナー手前でファンタジストが故障し、その煽りを受けた馬が多かった。ライトオンキューは故障したファンタジストの煽りを受けず、それによって外にできたスペースにスッと入り、直線で早めに抜け出して快勝。前走キーンランドCでダノンスマッシュ、タワーオブロンドンと接戦したのはやはりダテではなかった。昆厩舎の馬は調教で鍛えられており、心肺機能が高く地力のある馬が多い。時計の掛かるタフな馬場でその地力が生かせたのだろう。今後の活躍を期待させる勝ち方。芝1400mも守備範囲のため、今後はシルクロードS、または阪急杯を使って高松宮記念を目指すことになりそうだ。昆厩舎には社台系の生産馬、社台系馬主の馬はいない。それでこれだけ重賞で活躍するのだから調教師の馬選び、厩舎の技術力が高いのだろう。社台が牛耳る今の競馬界。今後も昆厩舎の活躍を期待したい。

アイラブテーラーは中団の後ろからメンバー最速の33.6秒で最後に馬群を割って突っ込んで0.3秒差の2着。ファンタジストが故障した煽りを受けたが、ロスはそれほど大きくはなかった。これで[4−2−0−0]で5戦連続で最速上がり。3歳牝馬が昇級戦で牡馬を相手に最速上がりを繰り出して能力を示した。3歳牝馬で斤量が軽いこともあるのかもしれないが、ガツンと切れる脚を使えるタイプ。こういう馬は故障リスクが高いが、馬が元気なうちは堅実に走る。コパノキッキングに似たようなタイプ。次走は淀短距離Sに向かう予定。もう少し前につけられるようになるとあっさり重賞を勝つのではないか。

カラクレナイは中団の外からメンバー8位の34.3秒で伸びて0.4秒差の3着。早めに動いて勝ちに行ったが、そのぶん最後に一杯になった。前走オパールSは3着だったが、他馬が斤量増で出走の中、この馬は1キロ減の54キロだった。ファンタジストが故障した煽りを受けなかったこともプラスに働いている。

アウィルアウェイは中団からメンバー5位の33.9秒で伸びて0.5秒差の4着。故障したファンタジストに接触してバランスを崩す大きなロスがあった。最後は鋭く伸びてきただけにスムーズなら馬券圏内があったかもしれない。ただしアイラブテーラーと比較するともうワンパンチ欲しい感がある。

エイシンデネブは後方2番手からメンバー2位タイの33.7秒で伸びて0.7秒差の7着。故障したファンタジストの煽りを受けて大きく外に振られるロスがあった。最後は内を突いて進路を探しながら伸びてきたが、さすがに位置取りが後ろ過ぎた。強烈な末脚があり、展開が嵌まれば重賞でやれそうな馬。

モズスーパーフレアは前半34.2秒で逃げたが、直線で一杯になって0.8秒差の8着。上がりはメンバー13位タイの35.4秒。中山芝1200mは[3−2−0−0]だが、京都では[0−0−1−3]。仕上がりは悪くなかっただけに直線が平坦で荒れた今の京都の馬場が合わなかったのだろう。



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