京都2歳S
2019/11/23 京都競馬場 芝2000m

レース展望

14年に重賞に昇格。オープン時代を含め、過去10年で1番人気は[5−2−2−1]で7連対。重賞昇格前は[4−0−1−0]。重賞昇格後は[1−2−1−1]。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、8、8、9番人気。最近5年の馬連は38倍、23倍、6倍、3倍、7倍で中穴までに収まっている。少頭数で行われるため波乱は少ない。

連対馬15頭が前走連対。前走3着以下から連対した4頭には芝1800m以上で勝ち星があった。前走1勝クラス連対馬は[2−0−1−5]だが、3着以下は[0−0−0−9]で不振。459キロ以下は[0−0−1−18]で不振。460〜479キロで連対した10頭のうち3頭が8、8、9番人気。480〜499キロは1、2番人気なら[3−0−0−1]。500キロ以上で連対した3頭は1、1、5番人気だった。

マイラプソディは新馬、野路菊Sを最速上がりで2連勝。野路菊Sは出遅れて4番手からメンバー最速の33.4秒で抜け出して1分47秒4で5馬身差で圧勝。単勝1.1倍の断然人気に応えた。500キロを超える大型馬で友道厩舎のハーツクライ産駒。前走から間隔が空いたが、1週前に栗CWでトリコロールブルーに先着している。追って味のあるタイプで死角は少ないか。今年の2歳重賞で武豊騎手は[1−1−1−1]。

ミヤマザクラはメンバー唯一の牝馬。札幌芝1800mの新馬戦は勝負どころでスムーズさを欠いて0.6秒差の4着。前走札幌芝2000mの未勝利戦は中団から早めに押し上げてメンバー最速の35.3秒で抜け出し、2分2秒1のレコードで5馬身差で圧勝した。藤原英厩舎のディープインパクト産駒で全兄にマウントロブソン、ポポカテペトルがいる。高速上がりに不安があるが、いい脚を長く使えるタイプ。鞍上はマーフィー騎手。

紫菊賞勝ち馬ロールオブサンダー、前走百日草特別3着のヒシタイザン、前走京王杯2歳S3着のヴァルナなど。ロールオブサンダーは芝2000mの新馬、紫菊賞を2連勝。前走紫菊賞は前半5F63.2秒のスローペースで逃げて2分3秒4(稍重)で優勝。エピファネイア産駒でガツンと切れないが、しぶとい脚を使えるタイプ。マイラプソディ、ミヤマザクラは差しタイプ。前走のように逃げる手もあるか。鞍上は松山騎手。


レース回顧

2019年11月23日(祝) 5回京都7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第6回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定)  芝 2000m・内   9頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8  8  マイラプソディ     牡 2 武豊      55  2.01.5 35.9  1 510 (栗)友道康夫
2 6  6  ミヤマザクラ       牝 2 マーフィ  54  2.01.8 36.5  2 460 (栗)藤原英昭
3 4  4  ロールオブサンダー 牡 2 松山弘平  55  2.02.3 37.2  3 506 (栗)橋口慎介
4 1  1  トウカイデュエル   牡 2 秋山真一  55  2.02.7 36.9  6 460 (栗)田所秀孝
5 3  3  ジャストナウ       牡 2 菱田裕二  55  2.03.4 37.6  8 416 (栗)岡田稲男
6 8  9  ヒシタイザン       牡 2 幸英明    55  2.03.8 38.6  5 508 (栗)角田晃一
7 7  7  ショウナンバレリオ 牡 2 池添謙一  55  2.04.5 38.5  9 472 (栗)池添兼雄
8 5  5  インザムード       牡 2 岩田康誠  55  2.05.0 39.3  7 478 (栗)浅見秀一
9 2  2  ヴァルナ           牡 2 スミヨン  55  2.05.7 40.2  4 478 (栗)寺島良
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LAP :12.5-11.4-12.1-12.2-12.2-12.6-12.1-12.0-11.8-12.6
通過:36.0-48.2-60.4-73.0  上り:73.3-61.1-48.5-36.4  平均:1F:12.15 / 3F:36.45
単勝   8 \150 
複勝   8 \100 / 6 \100 / 4 \130 
枠連   6-8 \150 (1) 
馬連   06-08 \170 (1) 
ワイド 06-08 \120 (1)/ 04-08 \180 (2)/ 04-06 \250 (4) 
馬単   08-06 \240 (1) 
3連複 04-06-08 \310 (1/84) 
3連単 08-06-04 \640 (1/504) 

マイラプソディは後方から外を回って進出し、メンバー最速の35.9秒で差し切って2馬身差で圧勝した。勝ちタイムは2分1秒5。ロールオブサンダーが逃げて前半5F60.4秒。後半5F61.1秒でラスト3F12.0−11.8−12.6秒。タフな馬場で中盤までラップの緩みがなく、地力の問われるレースになった。マイラプソディは外を回って最速上がりで差し切る強い内容で圧勝。勝負どころで手応えが悪かったが、直線に向いて手前を替えるとギアチャンジして楽々と交わし、最後は流す余裕があった。牝馬のミヤマザクラも走る馬だが、今回のメンバーでは力が抜けていた。ひと息入れて馬体が10キロ増えて少し余裕があったが、全体的にしっかりして少しパワーアップしていた。今後はひと息入れて共同通信杯、または弥生賞あたりから皐月賞を目指すことになりそうだ。

ミヤマザクラは3、4番手から早めに動いてメンバー2位の36.5秒で上がったが、外からマイラプソディに差されて0.3秒差の2着。マーフィー騎手が早めに動いて勝ちに行ったが、勝ったマイラプソディが強過ぎた。それでも牝馬が牡馬を相手に正攻法のレースで2着に入ったことを評価したい。小柄な牝馬でも心肺機能が高く、末脚に持続力がある。マーフィー騎手は「重賞戦線で活躍できる馬」とコメント。長い距離が合うため、使うレースが難しいが、レースを使いながら地力強化を計り、忘れな草賞、フローラSあたりからオークスを目指すことになりそう。

ロールオブサンダーはハナを切って前半5F60.4秒で逃げ、メンバー4位の37.2秒で上がって0.8秒差の3着。前の2頭に離されたが、最後までしぶとく伸びて3着を確保。新馬、紫菊賞を連勝してきた馬が2頭に完敗。ただし馬体が20キロ増えて少し太く映り、パドックでチャカついていた。そのあたりの影響もあったか。新種牡馬エピファネイア産駒。今後どんな成長を見せるのか見極めていきたい。

トウカイデュエルは後方からメンバー3位の36.9秒で伸びて1.2秒差の4着。1枠1番スタートから荒れた内を通って位置取りが悪くなったことが堪えた。最後は止まらずにジリジリと伸びていただけにもう少し前につければ3着があったのではないか。人気になりにくい馬で相手なりに走るタイプ。小回りの芝2000mのどこまで穴をあけそうだ。



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