2019年11月10日(日) 5回京都4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第44回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2200m・外 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 1 2 ラッキーライラック 牝 4 スミヨン 56 2.14.1 32.8 3 518 (栗)松永幹夫
2 3 6 クロコスミア 牝 6 藤岡佑介 56 2.14.3 34.8 7 448 (栗)西浦勝一
3 6 11 ラヴズオンリーユー 牝 3 M.デム 54 2.14.3 33.8 1 472 (栗)矢作芳人
4 6 12 センテリュオ 牝 4 ルメール 56 2.14.4 33.7 5 464 (栗)高野友和
5 4 8 クロノジェネシス 牝 3 北村友一 54 2.14.4 33.3 2 448 (栗)斉藤崇史
6 8 17 サラキア 牝 4 川田将雅 56 2.14.5 33.5 9 448 (栗)池添学
7 8 16 スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠 56 2.14.7 33.6 4 486 (栗)高橋亮
8 5 9 アルメリアブルーム 牝 5 武豊 56 2.14.8 33.3 13 442 (栗)高橋康之
9 7 13 サトノガーネット 牝 4 坂井瑠星 56 2.14.9 33.2 12 442 (栗)矢作芳人
10 5 10 フロンテアクイーン 牝 6 津村明秀 56 2.14.9 34.2 10 472 (美)国枝栄
11 2 4 ウラヌスチャーム 牝 4 マーフィ 56 2.15.1 33.5 6 500 (美)斎藤誠
12 7 14 ゴージャスランチ 牝 4 幸英明 56 2.15.3 33.3 14 506 (美)鹿戸雄一
13 4 7 レイホーロマンス 牝 6 岩崎翼 56 2.15.5 33.6 18 432 (栗)橋田満
14 8 18 レッドランディーニ 牝 4 池添謙一 56 2.15.5 33.9 17 450 (栗)石坂正
15 2 3 シャドウディーヴァ 牝 3 松山弘平 54 2.15.5 33.8 11 474 (美)斎藤誠
16 3 5 ポンデザール 牝 4 藤岡康太 56 2.15.8 34.4 8 484 (美)堀宣行
17 7 15 ミスマンマミーア 牝 4 浜中俊 56 2.16.0 33.7 16 466 (栗)寺島良
18 1 1 ブライトムーン 牝 5 福永祐一 56 2.16.2 34.1 15 448 (栗)大久保龍
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LAP :12.7-11.6-13.3-12.7-12.5-12.8-12.3-11.6-11.5-11.4-11.7
通過:37.6-50.3-62.8-75.6 上り:71.3-58.5-46.2-34.6 平均:1F:12.19 / 3F:36.57
単勝 2 \540
複勝 2 \190 / 6 \330 / 11 \140
枠連 1-3 \2600 (10)
馬連 02-06 \3380 (11)
ワイド 02-06 \970 (11)/ 02-11 \430 (3)/ 06-11 \940 (9)
馬単 02-06 \5440 (18)
3連複 02-06-11 \4060 (9/816)
3連単 02-06-11 \26480 (72/4896)
ラッキーライラックは1枠スタートから8番手を進み、直線で最内を突いてメンバー最速の32.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分14秒1。クロコスミアが逃げて前半3F37.6秒、5F62.8秒のスローペース。ラスト4Fからペースアップし、ラップは11.6−11.5−11.4−11.7秒。前に行った馬が粘り込んで完全前残りになりかけたが、ラッキーライラックがこれまで見せたことがない末脚を繰り出して復活Vを飾った。昨年の桜花賞以降は詰めが甘く勝ち星がなかったが、スミヨン騎手に乗り替わってスローペースで中団で脚をタメたことでレースぶりが一変した。前半5F56.1秒のハイペースになったヴィクトリアマイルで好位から33.5秒で上がって0.1秒差の4着に入った馬。これくらい緩い流れなら切れる脚を使えるということなのだろう。土曜のデイリー杯2歳Sではレッドベルジュールが最内を突いて強烈な末脚を繰り出し勝っている。最内が伸びる馬場設定だったのではないか。勝ちタイムは前日の2勝クラスより0.3秒遅く、上がりをまとめていてもレースレベルはそれほど高くない。次走は香港ヴァーズに向かう予定。牡馬を相手に真価が問われる。
クロコスミアは前半5F62.8秒のスローペースで逃げ、勝負どころで後続を引き離しメンバー18位(最下位)の34.8秒で上がって0.2秒差の2着。この上がりで2着に粘ったところにいかにスローペースで後続が動かなかったかが分かる。スローを察知して道中動いたのはセンテリュオのルメール騎手だけ。京都芝2200mは前が残りやすいとはいえ、この流れを放置して逃げた馬に粘られるのはどうなのか。クロコスミアはエリザベス女王杯で3年連続2着。前半5Fは62.0秒、61.4秒、62.8秒で今年が最も遅かった。テン乗りの藤岡佑騎手はしてやったりか。今年のヴィクトリアマイルで5番手から33.5秒で上がって3着に入ったが、4着ラッキーライラックとはハナ差だった。スローペースで後半のスピードが問われ、ヴィクトリアマイルのスピードが利いたのではないか。次走は有馬記念に向かう予定。ラストランになる。
ラヴズオンリーユーは2番手から逃げたクロコスミアを追ってメンバー12位タイの33.8秒で伸びて0.2秒差の3着。2着クロコスミアとはクビ差。長期休み明けの影響なのか、勝負どころで反応が悪く、そこで前に離されたことが堪えた。最後までジリジリと伸びて地力は示している。休み明けで3歳馬同士の秋華賞ならともかく、古馬相手のエリザベス女王杯では荷が重かったか。馬体は16キロ増えて少しパワーアップしていたが、まだ少しバランスが整っていない印象を受けた。次走は香港ヴァーズに向かう予定。
クロノジェネシスは5、6番手からメンバー3位タイの33.3秒で伸びて0.3秒差の5着。好位から33.3秒で上がっており勝ってもおかしくない走りをしているが、勝負どころで前に離されたことが堪えた。前に行ったオークス馬ラヴズオンリーユーを交わすことができず、これでオークスに続き2連敗。秋華賞はやはりメンバーに恵まれたのではないか。半姉ノームコアは4歳になってヴィクトリアマイルを制している。馬体はまだ強くなる余地がある。今後はひと息入れて来年に備える予定。
スカーレットカラーは5、6番手を進み、直線で外からメンバー8位タイの33.6秒で上がって0.6秒差の7着。直線で外に出して追ったが、前との差が詰まらず、最後は一杯になった。府中牝馬Sは前半5F58.3秒、今回は62.8秒でその差4.5秒。初の芝2200mが影響したとも言えなくもないが、馬体が14キロ増えて太め残りだったことが堪えたのではないか。相馬眼的にG1で通用する能力はあるが、まだ厩舎力が足りないのかもしれない。次走は有馬記念に向かうプランがある模様。
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